データ量1GBでも意外と“使える”! メール/Twitter/ニュースサイトで確認
月額1980円のLTE、「BIGLOBE LTE・3G」ライトSプランを試した!
2013年03月06日 11時00分更新
1GBは1ヵ月に収まる!
メール、Twitter、ニュースサイト巡回で試してみた
屋外でのスマートフォン用途というと、メールやSNSの利用、ニュースサイトの閲覧が定番だ。実際にそのデータ通信量を確認しつつ、1GBの「ライトSプラン」を利用してみよう。データ通信量の確認に使ったのは、Androidアプリ「My Data Manager」だ。
まずはメールのデータ通信量を見てみよう。スマートフォンのメールクライアントで直接送受信した場合、テキストのみのメールなら1通あたり5KBもいかない。また、Gmailで送受信を1回してみたところ約10KBあった。仮に、1日あたりやり取りが50通発生したとしても、1ヵ月で1500通。データ量でいえば約15MB程度なのだ。
SNSの代表格であるTwitterも見てみよう。Android用のTwitterクライアント「twicca」で確認した。アイコンの解像度は低を選択し、1時間ほど5分に1回の更新、取得ツイートを100にした場合、データ量は132KBだった。このデータ量は時間帯やフォロー数によっても変化するものの、外出先でときどき確認する程度であれば、1GBの月間総量基準値に届くことはないだろう。
もしデータ通信量が1GBを越えて制限されたとしても、「twicca」での文字中心の利用であれば128kbpsでもこと足りるため、SNS用途であれば1GBの「ライトSプラン」で十分なことが分かる。
次はニュースサイトだ。Aterm MR01LNに接続したAndroid端末のウェブブラウザーでASCII.jpのトップページを開くと、データ通信量は204KBだった。また、検索サイト(Google)で、Yahoo! JAPANを検索すると11KB、そこからYahoo! JAPANに飛んでサイトが表示されたところで、785KBとなった。
そこで、通勤時間が往復60分、サイト1ページのデータ通信量を平均500KBとして考え、1ページあたり3分間の滞在として計算してみると、1日あたりのデータ通信量は10MB前後だ。1ヵ月のうち20日間を通勤とした場合、単純に200MBという計算になる。これに、SNSやメールとの併用を含めても、1GBの「ライトSプラン」がピッタリなのが分かるはずだ。
1ヵ月あたりの利用例(データ通信量/1GB想定、独自調査) | ||||
---|---|---|---|---|
利用した サービス |
行動 | データ 通信量 |
1GBで使える回数 (1ヵ月間) |
コメント |
メール | メールソフトで メールを送受信 |
1通あたり 5KB以下 |
1日あたり50通の場合 1500通(約8MB) |
テキストメール送受信で 確認(添付なし) |
Gmail | Gmailサービスで メールを送受信 |
1通あたり 10KB以下 |
1日あたり50通の場合 1500通(約15MB) |
テキストメール送受信で 確認(添付なし) |
5分に1回の更新、 取得ツイートを 100に設定 |
1時間あたり 132KB |
1時間あたり1200ツイート取得、外出時など1日1時間閲覧するとして、3万6000ツイートを取得(約3.86MB) | Androidアプリ「twicca」を利用し、アイコンの解像度は低を選択 | |
ニュース サイト |
ニュース 記事閲覧 |
1ページあたり 平均500KB。 3分間滞在 |
通勤時のみ(往復1時間)、20日間勤務として、1日あたり20ページ、1ヵ月で400ページを閲覧(約200MB) | 1ページ500KBとして換算しているが、ASCII.jpのトップページであればデータ量は少なく、204KBしかない |
データ通信量を抑えつつ、高速なLTEを楽しむには?
さらに、データ通信量を抑える工夫を考えてみよう。ニュースサイトの場合、RSSリーダー系アプリが便利だ。ページを表示する前にヘッドラインを確認して、読みたいページだけを表示すればデータ通信量を大きく抑えられる。
また、データ通信量は抑えつつも、スマートフォンやタブレットでサイトの画像を表示させたいのなら、ウェブブラウザー「Opera mini」がオススメだ。Opera miniは、専用サーバーで圧縮したデータを受信するため、データ量を大幅に抑えることが可能だ。たとえば、画像品質を低く設定し、ASCII.jpのトップページを表示すると、204KBだったのが58KBほどで受信できる。屋外などでも積極的にウェブブラウズするのであれば、こういった事前策を設けることで、1ヵ月1GB内に収まりやすくなるのだ。
ちなみに、Opera miniで画像を非表示に設定にすると、ASCII.jpのトップページは18KBほどになるので、よりデータ通信量を気にせず利用できる。これから「BIGLOBE LTE・3G」の「ライトSプラン」でLTEにエントリーするという初心者は覚えておくといいだろう。
また、その他のデータ通信量を抑える方法としては、アプリの通知機能や同期機能をオフにするのも効果的だ。同時にスマートフォンやタブレットのバッテリー消費も抑えられるので、ぜひオススメしたい。
ただし、モバイルルーターを使って複数端末でモバイル通信をしている場合、同期機能は特に注意だ。たとえば、「Google+」などのアプリが初期設定のままだと、容赦なく写真をアップロードしていくうえ、自動更新などもドンドン実行され、月間総量基準値の1GBを超える可能性が高い。導入前に諸設定は済ませておこう。