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青山小学校が導入、ThinkPad Tablet 2は授業をどう変えるか

2013年02月22日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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カメラを内蔵し、手書きもできるから取材の授業で役立つ

 ThinkPad Tablet 2は「導入してまだ2週間たらず」ということだが、すでに補充学習などに利用されている。児童からは「ゲーム感覚で使える」「どの学年の単元からでもペースに合わせて始められる」「放課後残って学習するのは最初はいやだったが、今では自発的に取り組んでいる」といったおおむね好意的な反応を得ているようだ。

レノボの留目氏は、10.1型では世界最軽量のタブレット。学校やハードな環境でつかうことを想定した堅牢制とペンの使用感度にこだわっている。日本の繊細なものづくりを生かした商品。日本のよさを世界に広げていく。打ち出して発展させてさらに輝かせられる人材を育てていくために使って欲しいとした

 また教員の立場では、学習履歴が残る点、進捗内容の把握ができる点などが利点として考えられている。

 現在ThinkPad Tablet 2を主に活用しているのは5年生およびあすなろ学級で、軽い本体を生かした校外授業で活躍している。機動性に優れ、持ち運びに便利であるため、動画を含めた画像や音声のメモが簡単に取れる。

 校内に限らず、声、文字などで気づきを記録できるツールだという。

タッチするだけで必要な教材や、ショートカットから授業で使うウェブサイトの呼び出せる点などは便利そうだ

図鑑のソフトなどは、副読本的に利用されるのだろうか

World Wide Telescope

 例えば、上野の国立科学博物館を取材した授業では、一番気に入ったところを撮影して、保護者に伝えると言う使い方をした。6年生を送る回を準備する5年生が、卒業生の顔写真を撮って「ありがとう」というコメントを入れている現場も見たと曽根校長は話す。

 調べる際にはキーボードつきのノートがいいが、持ち運びにはタブレットがいい。従来はデジタルカメラで撮影して、パソコンに移す作業が必要だったが、タブレットであればこれが1台で完結する。

 手書きに関しても高評価を得ている。保護者の立場では、パソコンに代表されるICTはこれから必要な能力だと考える一方で、書くこともまた必要だと考える人が多い。ペンも内蔵できるThinkPad Tablet 2であれば、思ったことがすぐ書け、子供たちは書くほうが早いのでよいという考えもあるようだ。

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