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最新パーツ性能チェック 第135回

GeForce GTX TITANはWQHD解像度で60fpsをキープ可能?

2013年02月21日 23時01分更新

文● 加藤 勝明

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テスト環境

 TITANの性能を検証する前に、テスト環境を説明しよう。

テスト環境
CPU Intel「Core i7-3770K」(3.5GHz)
マザーボード ASUSTeK「P8Z77-V PRO」(Intel Z77 Express)
メモリー DDR3-1600 4GB×2
SSD Intel SSD 335シリーズ「SSDSC2CT240A4K5」(240GB)
電源ユニット ENERMAX「EPG600AWT」(600W)
OS Windows8 Professional(64bit)

 比較用ビデオカードは以下のものを用意した。機材調達の関係上“リファレンス仕様のもの”が用意できなかったものもあるが、その点はご容赦いただきたい。

ZOTAC「GeForce GTX 680 AMP! Edition(ZT-60102-10P)」

ZOTAC「GeForce GTX 680 AMP! Edition(ZT-60102-10P)」(GeForce GTX 680、コア1110MHz/メモリー6608MHz相当)

GeForce GTX 680リファレンスモデル

GeForce GTX 680リファレンスモデル(GeForce GTX 680、コア1006MHz/メモリー6008MHz相当)

ASUSTeK「MATRIX-HD7970-P-3GD5」

ASUSTeK「MATRIX-HD7970-P-3GD5」(Radeon HD 7970 GHz Edition、コア1050MHz/メモリー6600MHz相当)

 また、上記2枚のGTX680をSLI構成で使用した際の性能も比較した(リファレンスモデルがCPUに近い側)。クロックが違うので厳密な比較にはならないが、素のGTX680 SLIに“近いもの”として扱うことにする。
 さらにGPUドライバーは“鮮度”を重視した以下の組み合せでテストした。314.07は最新WQHL、314.09はNVIDIA指定のドライバー、そして13.2 Beta6は、検証時の最新βドライバーとなる。

  • GeForce 314.07(GeForce GTX 680)
  • GeForce 314.09(GeForce GTX 6TITAN)
  • Catalyst 13.2 Beta6(Radeon HD 7970 GHz Edition)

  •  Catalystがβドライバーなのは、「Radeonのドライバーはβが一番安定だぜ!(意訳)」とAMDがアピールしているため。結果的にRadeonに少々有利な条件になったが、この状況でTITANが勝つか負けるかがひとつの見どころだ。それではテストを1つ1つ見ていこう。

    新生「3DMark」で
    超OC版Radeonを軽々と飛び越えたTITAN

     最初に、リリースされたばかりの「3DMark」からチェックする。同ベンチの性質上、テストに使うのはゲーミングPC向けの「Fire Strike」のみ。今回はWQHD(2560×1440ドット)の液晶ディスプレーに接続し、マルチGPU向けとされる「Fire Strike Extreme」もテストしている。

    3DMark Fire Strike(単位:score) better→

     AMDが「ドライバーの最適化でGTX680より速い」と公言するだけあって、HD7970はGTX680より良いスコアが出たが、TITANはその頭上を軽々と飛び越えた。さすがにGTX680のSLIにはおよばないが、TITANがシングルGPU最速という結論で間違いない。

    3DMark Fire Strike Extreme(単位:score) better→

     こちらはさらに重いExtremeの結果。Physics Test以外ほぼ半分のスコアになったが、傾向は同じだ。TITANの性能はGTX680の約40%増し、さらにその上の約10%増しにGTX680のSLIが位置することになる。

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