タブレットとしても持ちやすいデザイン
ここでは、持ち運びやタブレットモード時の操作感、デジタイザースタイラス(ペン)の具合をチェックしてみよう。タブレットモード時の操作感はVAIO Duo 11の持ち運びやすさにも直結している。
一見すると、VAIO Duo 11はフルフラットに見えるはずだ。しかし、VAIO ZやVAIO Sのヘキサシェル構造をほうふつとさせる形状デザインを採用しているため、たとえば正面であれば、タッチパネル面とキーボード面の間には段差が生まれている。おかげで中空でも保持しやすく、片手で持ちながらデジタイザースタイラス(ペン)で操作している間に滑落を意識することはなかった。
また、このデザインのおかげでどこから持っても手に収まりがよく感じるだろう。もちろん、四隅も同様なので腕全体で持つ場合も肘の内側に角が突き刺さる感じがしにくい。フルフラット全開の「Xperia Z」や「Xperia Tablet Z」とは異なったデザイン路線になっているが、その持ちやすさは特筆すべきレベルになっている。
デジタイザースタイラス(ペン)は、N-tring製。入手性の高いアプリからすると、Windowsストアにある「Fresh Paint」が筆圧感知に対応している。
また専門的なアプリだと、現時点ではセルシス「CLIP STUDIO PAINT」シリーズでも筆圧感知機能が使用可能だ。VAIO Duo 11は十分CLIP STUDIO PAINTの動作条件を満たしており、VAIOオーナーメードモデルで性能を強化することで、仕上げ作業を行なうこともある程度可能だろう。落書きしてみた感じでは線画生成までは楽勝といった印象。
メモリーは最大で8GBなので、線画のあとにPhotoshopでレイヤーワークとなると印刷物前提の場合は厳しいが、長辺2000ドットあたりのウェブ前提のイラストであれば問題なさそうだった。