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「VAIO Duo 11」は、カスタマイズで「メインマシン」化を目指せ

2013年03月18日 17時30分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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タブレットとしても持ちやすいデザイン

 ここでは、持ち運びやタブレットモード時の操作感、デジタイザースタイラス(ペン)の具合をチェックしてみよう。タブレットモード時の操作感はVAIO Duo 11の持ち運びやすさにも直結している。

 一見すると、VAIO Duo 11はフルフラットに見えるはずだ。しかし、VAIO ZやVAIO Sのヘキサシェル構造をほうふつとさせる形状デザインを採用しているため、たとえば正面であれば、タッチパネル面とキーボード面の間には段差が生まれている。おかげで中空でも保持しやすく、片手で持ちながらデジタイザースタイラス(ペン)で操作している間に滑落を意識することはなかった。

 また、このデザインのおかげでどこから持っても手に収まりがよく感じるだろう。もちろん、四隅も同様なので腕全体で持つ場合も肘の内側に角が突き刺さる感じがしにくい。フルフラット全開の「Xperia Z」や「Xperia Tablet Z」とは異なったデザイン路線になっているが、その持ちやすさは特筆すべきレベルになっている。

手の平と、肘の内側ではさむように持つようにしても、意外と刺さった感じがしない

 デジタイザースタイラス(ペン)は、N-tring製。入手性の高いアプリからすると、Windowsストアにある「Fresh Paint」が筆圧感知に対応している。

デジタイザースタイラス(ペン)は、手書きメモソフト「Note Anytime for VAIO」を使って慣れるといい。Note Anytime for VAIOは、デジタイザースタイラス(ペン)で操作した場合には手書き入力、指で操作した時にはタッチ操作が可能で、操作性が特によくなっている

 また専門的なアプリだと、現時点ではセルシス「CLIP STUDIO PAINT」シリーズでも筆圧感知機能が使用可能だ。VAIO Duo 11は十分CLIP STUDIO PAINTの動作条件を満たしており、VAIOオーナーメードモデルで性能を強化することで、仕上げ作業を行なうこともある程度可能だろう。落書きしてみた感じでは線画生成までは楽勝といった印象。

 メモリーは最大で8GBなので、線画のあとにPhotoshopでレイヤーワークとなると印刷物前提の場合は厳しいが、長辺2000ドットあたりのウェブ前提のイラストであれば問題なさそうだった。

「Windows エクスペリエンス インデックス」の結果。試用機のスペックは、Core i7-3537U(2GHz)/8GBメモリー/約512GB SSDだ。総じてスコアは高めだが、グラフィックスは弱い。また、ゲーム用グラフィックスは高めのスコアとなっているものの、3Dゲームは辛い

PCMARK 7の結果。よほどヘビーな操作でない限り、ゲーム以外ではストレスは感じないであろうといった結果になった

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