狭額縁ディスプレーで際立つコンパクトさ
13インチディスプレー搭載モデルではあるが、サイズはかなりコンパクトだ。すでに述べたように、デザイン的に薄さを強調するものになっていて、最薄部で6mm、最厚部でも18mmと薄いのだが、それ以上にインパクトがあるのは、ディスプレーが狭額縁であることだ。テレビやディスプレーならNew XPS 13より額縁が狭いものはあるが、PCとしてみればかなり狭い。結果、フットプリントの小ささに繋がり、よりコンパクトな印象を与えることに成功している。他方で、このデザインを実現するためか、バッテリーは取り外しできない一体構造だ。本体重量は1.36kg。最軽量とはいえない部類だが、13インチUltrabookとしては軽く、トータルに見れば満足すべき値である。
キーボードは標準的だが、タッチパッドは若干違和感アリ
キーボードはいわゆるアイソレーションタイプ。タッチ感は標準的で、違和感は少ない。ただし、ストロークは比較的浅めなので、「軽い打ち心地」を好む人向けのものといって良さそうだ。なお、今回試用したモデルは英語キーボードとなっているが、受注時には日本語・英語のキーボードから選んで購入できる。
キーボードが快適な一方、タッチパッドは若干違和感を感じた。最近増えている、ボタン部がパッドと一体化されたタイプのものだが、ボタンのクリック感はあまり良くなく、慣れるまでイライラした。マルチタッチにも対応しているが、オマケレベルでさほど使いやすくはない。Windows 8搭載製品とはいえ、New XPS 13のディスプレーはタッチには対応していないので、タッチパッドの操作感にはもう少しこだわって欲しかったと感じる。
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