13.3型ワイドで最大解像度1600×900ドット
高精細液晶ディスプレーがステキ
VAIO Sシリーズ13試用機に搭載されているディスプレーの最大解像度は、1600×900ドットと、13.3型サイズでは高精細な部類に入る。しかも「VAIOディスプレイプレミアム」と呼ばれるタイプを採用しており、映像はとても鮮やかで、BDコンテンツなどを表示しても美しいビジュアルが楽しめる。それでいて液晶面が低反射コーティングされているため、映り込みがほとんど感じられず、非常に見やすい。モバイル時は利用環境を選べないことがあるが、ほとんどの場所で快適な視認性が得られるだろう。
また、カメラ撮影など映像系の趣味の方なら、VAIOディスプレイプレミアムの色再現性の高さをチェックしておくべきだろう。色再現領域(NTSC比)約100%以上としており、「Adobe Photoshop Elements 11」などによる本格的な写真加工にも利用しやすい。VAIO Sシリーズ13であれば屋外でも持ち運びやすいため、撮影現場での画像チェックにも利用できるはずだ。
また、VAIO Sシリーズ13のディスプレーはタッチパネルを採用していないのだが、そのぶんマルチジェスチャー対応のタッチパッドが活躍してくれる。幅が10cm以上と広くなっており、タッチパネルのようなジェスチャーに操作に対応しているのだ。タッチパッドで簡単なジェスチャーを行なうことで、ウインドウのスクロールやページ送り、ズームなどが実行できるほか、Windows8独自の機能であるチャームバーの呼び出しも可能だ。
キーボードはキーピッチが約19mmと十分にゆったりと作られている。ストロークは約1.7mmになっていて、筆者は十分タイピングしやすいように感じた。さすがにこの辺りは個人差があるので、量販店店頭などで実際にタイピングしてみることをオススメする。
また、このキーボードには白色のバックライトが装備されている。デフォルトの設定では、照度センサーが周囲の明暗によって、キー入力が行なわれると点灯するようになっている。暗いところでの入力も楽にできるし、何より強すぎない明るさなので見ていて美しさも感じられる。バックライトの点灯条件の設定は、常時消灯/点灯など簡単に変更できるので、動画鑑賞などでキーボードを意識したくないときなども安心だ。
WiMAXでどこでもインターネット
モバイルするときにどうしてもほしくなるのは、やはりインターネット回線。VAIO Sシリーズ13は無線LAN(IEEE802.11b/g/n)機能を当然搭載しているので、無線LANアクセスポイントさえあれば、手軽にネットにアクセスできるようになる。
さらに、WiMAXも標準搭載となっているため、UQ WiMAXとの契約を終え次第本当にどこでもつなげたいときにインターネットにアクセスできるようになる。モバイルルーターを持たなくてもよいというのはかなりの強みだ。