CLOUD CENTER for Windowsで構築するプライベートクラウド 第2回
パッケージされたクラウドだから仮想マシンがさくっと作れる
CLOUD CENTER for Windowsの仮想マシン運用は自由度が高い
2013年02月21日 08時00分更新
監視もバックアップもオプションで使える
仮想マシンの管理だけではなく、サーバーの監視やバックアップに関してもSystem Centerは有効に機能する。実際、CLOUD CENTER for Windowsでは、サーバーの監視を行なう「System Center Operation Manager(以下、SCOM)」、効率的なバックアップを実現する「System Center Data Protection Manager(以下、SCDPM)」をオプションで提供している。
SCOMは監視対象のサーバーでエージェントを動作させ、サーバーの動作やサービスの状態を監視するもの。IISやMicrosoft SQL Serverなどマイクロソフト製品の管理パックが用意されているので、アプリケーションを指定すれば、すぐに監視を始められる。UNIXやLinuxサーバーの監視にも対応し、独自の監視項目も追加できる。また、ウィザードを使い、プッシュ型でエージェントを送りこむことも可能だ。
SCDPMもエージェントを用いて、複数の仮想マシンのバックアップを取得する。仮想マシンのシステムドライブ、ディレクトリ単位でのバックアップが可能で、スケジュール設定やジョブのチェック、アラート、メール通知まで指定できる。バックアップ先として、論理的に区切られた仮想ストレージを100GB単位で増設できるほか(最大2TB)、別途専用の物理サーバーも用意しており、柔軟なバックアップが可能になっている。
このようにCLOUD CENTER for Windowsでは、オンプレミスからWindowsシステムを移行させてもまったく不自由のないリソースがクラウド型で用意されている。リソースの増強も柔軟に行なえ、物理サーバーの連携、ネットワークの増速、セキュリティの強化など、カスタマイズ性も高い。
そして、オンプレミスのシステムをWindowsベースのプライベートクラウドに移行したのが、ほかでもないCLOUD CENTER for Windowsを提供するビットアイルである。次回は、オンプレミスとクラウドの共存・移行についてと、ビットアイルのクラウド移行プロジェクトについて調べてみよう。
(提供:ビットアイル)
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