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CLOUD CENTER for Windowsで構築するプライベートクラウド 第2回

パッケージされたクラウドだから仮想マシンがさくっと作れる

CLOUD CENTER for Windowsの仮想マシン運用は自由度が高い

2013年02月21日 08時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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3月29日(金)、ビットアイルのプライベートクラウド「CLOUD CENTER for Windows」を紹介するセミナーを開催します

ウィザードから仮想マシンが簡単に作れる

 CLOUD CENTER for Windowsでは、Hyper-Vのホストマシン、管理サーバー、サービス管理用のActive Directoryサーバーが用意されている。各サーバーは、サービス用と管理用の2つのネットワークにつなげられており、管理サーバー上のSCVMMから管理を行なうことになる。

CLOUD CENTER for Windowsのシステム構成

 構成に関して注意しておきたいのは、ストレージ領域が「ライブラリ用」と「仮想マシン用」の2種類あるという点。ライブラリ用は仮想マシンを生成するためのテンプレートやISOファイルを保存する領域で、SCVMMから利用できる。一方、仮想マシン用は文字通り仮想マシンのデータを保存する領域。ともに冗長化されており、100GB単位で増設できる。ストレージにせよ、ネットワークにせよ、プライベートクラウドに最適な構成を済ませてあるのが、CLOUD CENTER for Windowsの大きな特徴といえる。

 サービスを契約すると、ユーザー用のアカウントが用意されるので、リモートデスクトップ経由でSCVMMの管理サーバーにアクセスする。次にデスクトップからSCVMMのコンソール画面を呼び出せば、ホストマシンが見えるはずだ。もちろん、ホストマシンを2台構成で契約すれば、クラスターが組まれた状態が表示される。

 仮想マシンを作成するには、「ライブラリ」メニューから、「VMテンプレート」を呼び出すのがもっとも手っ取り早い。「バーチャルマシンの作成」というメニューをクリックすると、ウィザードが起動するので、マシン名やハードウェア構成、ドメイン、管理者パスワードなどを登録する。Hyper-Vだけではなく、VMware ESX ServerやXenServerなども設定できる。あとは星印で表示される保存先のリソース状態を確認の後、作成を行なえばよい。ライブラリにあるISOファイルをインポートすることで、作成することも可能だ。Windows Server OSの仮想マシンの数にライセンス的な制限はなく、ユーザーCALも不要なので、ライセンス面でも有利だ。

ウィザードからハードウェアを構成する

管理者パスワードを登録する

 ビットアイルは、Windows Server 2003 R2/2008/2008 R2およびWindows Server 2012のものを用意しているので、レガシーOSのクラウド化にも最適。ユーザー自身でも作成できる。WebサーバーやDBサーバーなどのサーバー構成を単体で登録するほか、複数サーバーの構成もテンプレート化できる。そのため、同じサーバー構成を何度も使い回すような場合に、スピードアップに寄与する。

複数サーバーを組み合わせたサービスをテンプレート化できる

プライベートクラウドならではのメリットを利用部門へ

 プライベートクラウドの魅力は、ユーザー部門に一定のリソースと権限を与えて、自由に利用できる点だ。必要なリソースをセルフポータル上から申請する、いわゆるプロビジョニングにより、仮想マシンがダイナミックに割り当てられる。リソースの縮退も自由にできるので、ユーザー部門にとっては、迅速なサービス開発が可能になり、高い自由度を得られる。もちろん、IT部門にとっては、システム構築や運用をユーザーに任せることができ、管理コストの削減につながる。

 SCVMMでは、あらかじめメモリやCPU、ディスク、仮想マシンの台数などを制限し、特定のユーザーグループに対して管理権限を一部委譲することができる。Active Directryのユーザーを元に「ファブリック管理者」や「アプリケーション管理者」などのロールを割り当てておく。そしてそのグループに割り当てられたユーザー部門は、ユーザー権限に則した管理画面を使って、割り当てられたリソースの範囲内で、自由に仮想マシンを作ることが可能になる。

部署Aでのクラウドにクオータを設定する

ユーザーのロールもウィザードで設定できる

(次ページ、監視もバックアップもオプションで使える)


 

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