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エアバスA380で行く微笑みの国タイで、オタク事情を探る! 第3回

レイヤーの意識が日本とは違うタイのコスプレ事情

2013年02月16日 18時00分更新

文● 伊藤 真広

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自由にのびのび楽しむのが
タイのコスプレスタイル

 「Japan Education & Job Fair in Thailand」が行なわれているサイアム・パラゴンの上層エリアにあるイベントホールで、オンラインゲームイベントと共催でコスプレイベントを開催しているという。さっそくそちらにも足を運んでみると、コスプレしてパフォーマンスを競うコンテストが行なわれていた。

ステージ行なわれていたコスプレコンテスト。この日のイベントには、2011年の世界コスプレサミットタイ代表も出演していた

世界コスプレサミット2011 タイ代表の“Yukigodbless”“JiakiDarkness”の2人

オンラインゲームと共催ということでステージの前には、体験プレイ用のPCが多数並んでいた

 タイのコスプレイベントは、イベントホール以外のエリアにコスプレしたまま移動でき、迷惑にならない限り撮影も自由に行なえるため、日本のコスプレ専門イベントに比べると自由度が高い。衣装の規制も少なく、大型の造形物を使ったコスプレイヤーの姿も見られた。とはいえ、きわどいセクシー系のコスプレイヤーの姿は、ほとんど見られなかった。これは、同国の倫理観や社会通念が強く影響しているとのことだった。

コスプレイヤーが集まっていたステージ脇のスペース。カメラマンが撮影したりステージに出演するコスプレイヤーが準備をしたりしていた

タイのコスプレ撮影は、一昔前の日本のコミケのように、列を作らず撮影するスタイルだった

ご覧のように会場を離れてショップなどが並ぶテナントエリアでも撮影しているコスプレイヤーとカメラマンもいた

様々なシチュエーションで撮影できるということで、ちょこっと混ぜてもらい撮影させてもらった

 コスプレイベントではステージプログラムを用意しているのが一般的で、コスプレイヤーがキャラクターになりきり、パフォーマンスをして、その出来栄えを競うコンテストが実施されることが多い。コンテストの入賞者には、イベント主催や協賛する企業や団体による商品や賞金がプレゼントされることもあり、タイのコスプレ文化は、撮影以外にもパフォーマンスも非常に盛んになっている。
 そのあたりのタイと日本のコスプレ文化の違いを、コスプレ誌「COSMODE THAILAND」の編集長に聞いてみた。
 なお、イベント会場で見つけたタイのハイクオリティーなコスプレイヤーさんたちは、記事の最後でまとめてお届けしよう。

タイでもごく少数だが、街中でロケ撮影するコスプレイヤーやコスプレグループがいる。たまたま宿泊していたホテルに向かう途中のスカイウォークで撮影してところを取材させてもらった

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