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MouseProは、XPからの乗り換えが、かなりお得?

このご時勢に成長率4割! 絶好調のビジネスPCブランドとは?

2013年02月11日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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価格性能比の高さと国内生産/サポートの安心感

 かゆい所に手の届く豊富なカスタマイズメニューを持ちながら、価格はリーズナブルに抑えている点は、マウスコンピューターの製品が持つ全般的な特徴だ。これは個人向けでも法人向けでも基本的には変わりがない。

MouseProブランドで売れ筋となる、15.6型ノート「NBシリーズ」

 「外資系のビジネスPCの場合、最小構成はCeleronまたはCore i3、HDDも250GBあたりに設定されている場合が多い」とマウスコンピューターは言う。価格は確かに低いが、CTOである程度のスペックに上げようとすると、急に価格が跳ね上がってしまうケースも多い。大企業が一括購入する場合にはディスカウントもあり得るのだろうが、部署単位やSOHOで、数台だけ購入したい場合にはここが悩みどころになる。

 ビジネスPCは保守内容が個人向けに比べて充実しているため、コスト性能比で見劣りするのはやむを得ない部分があるが、MouseProでは、必要な範囲内で細かくサポート内容を指定でき、どこにコストをかけるのかを自分で選びたいというユーザーのニーズに応えられるようにした。

サポート内容の一例(MousePro iシリーズ)

 出荷台数でボリュームゾーンとなるのは、小額資産の扱いにならない10万円以下のレンジ。ただし導入コストを単純に下げるのではなく、“10万円を上限に”なるべく“高いスペック”を指定する買い方が多いという。マウスコンピューターによると、MouseProの売上のうち小口取引(総額25万円以下)の占める割合は9割を超えるそうだ。

 こうした案件の多くが、個人事業主や中小企業によるもの。口コミで浸透するケースもある。量販店で購入したPCをそのまま自宅やオフィスに持ち込むという方法から、リーズナブルに買える直販に切り替える例が増えている。

国内サポートの信頼感も成長要因のひとつ

 MouseProで人気があるのはスリム型デスクトップや15型のノートパソコンなど、スタンダードなモデルだが、購入者の多くがCore i5/i7搭載のミドルレンジ以上の製品を選択している。企業向けでもOSがHome Premiumになっているメーカーもあるが、マウスではWindows 7 Professionalを標準としており、割安感を与える要因のひとつなっている。

 また、スリム型筺体でも、GPUや拡張カードを搭載するためのPCI-Eスロットを持つため、Quadro/GeForceシリーズの上位GPUを搭載したり、用途に応じた様々なカスタマイズに対応できる。ここも支持される理由だ。

 国内生産/国内サポートの安心感からMouseProを選ぶユーザーも少なくないとマウスコンピューターでは考えている。購入者の多くは4~5年で購入したパソコンのリプレースだが、多くが低価格なパソコンを本格的に日本で展開し始めた外資系メーカーからの切り替え。サポートに関するフラストレーションから、国産メーカーに戻るケースも多いと同社は考えている。

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