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PC初心者はマウスのノートから入れ!

10万円の予算でノートPCを買うならこれが鉄板

文●西牧裕太/ASCII.jp編集部

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業界初?NTSC比95%の液晶を採用したゲーミングノートPC

 最後はマウスのゲーミングノートPC、G-Tuneブランドから15.6型のNEXTGEAR-NOTE i770シリーズのブロンズモデルを挙げたい。

G-Tuneの黒は漆黒をイメージして作られたそうだが、担当の杉澤さんは漆黒とは反対の爽やかな笑顔だ

 ブロンズモデルはCPUがCore i5-3230M(2.6GHz)で、メモリーは4GB、HDDは500GBを搭載している。ゲーミングノートなら、そのぐらい当たり前と思うかもしれないが、このモデルのウリはなんといってもGPUとディスプレーだ。GeForce GTX 670MXを搭載し、NTSC比95%の高精細液晶ディスプレーを採用している。

主なスペック
製品名 NEXTGEAR-NOTE i770シリーズ
製品型番 LB-K816X-SH
直販価格 9万9750円
CPU Intel Core i5-3230QM(2.6GHz)
メインメモリー 4GB
ディスプレー(最大解像度) 15.6型 フルHDグレア液晶 (1920×1080ドット)
グラフィックス機能 NVIDIA GeForce GTX670MX/Intel HD Graphics 4000
ストレージ 500GB HDD
光学式ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
通信機能 有線LAN(1000Base-T)、無線LAN(IEEE 802.11 b/g/n)、Bluetooth V4.0 + LE
インターフェース USB3.0端子×3、USB2.0端子、HDMI出力端子、200万画素ウェブカメラ
カードスロット マルチカードリーダー(SDXC/SDHC/miniSD/microSD、マルチメディアカード)
テレビ機能 -
サウンド機能 ヘッドホン端子、マイク端子
本体サイズ/重量 幅374×奥行き264×高さ44mm/約3.16kg
バッテリー駆動時間 約3.5時間
OS Windows 8

 NVIDIAのGeForce製品群でも上位クラスを示すGTX型番。GTX 670MXはその中でもハイエンドに近く、最新コアKeplerを採用したバリバリの性能が体験できる。

杉澤 「割と一般的なGeForce GT 650Mを搭載したノートと比べると、がらりと世界観が変わりますよ!

 とG-Tune担当の杉澤さんは語る。

 あくまで参考値だが、

杉澤 「同じスペック構成でGT 650M搭載モデルとGTX 670MX搭載モデルで、あるベンチマークを取りました。すると、およそ3倍になるという劇的な変化が見られました。ゲームをやるならぜひGPUにこだわってほしいですね」

 とのこと。

 GT 650MとGTX 670MXでは価格において2万円程度の差があるのだが、ブロンズモデルは9万9750円と、見事10万円を切ることに成功している。これはかなりお買い得だ。

 もうひとつのウリであるディスプレーは、NTSCカバー率95%のディスプレーだ。PCのディスプレーはsRGBという規格を採用することが多い。比べてNTSCの色空間は、主にテレビで採用され、より広い色の表現範囲を持つ。赤、緑、青が鮮やかに表現できる。この比率が95%ということは、カンタンに言えばテレビを観るのと近いレベルで、めっちゃキレイに見えるということ。sRGB採用のディスプレーとNTSC比のディスプレーを見比べると、どちらがキレイか一目瞭然だ。

写真左がNTSC比95%のディスプレーだ。赤の発色がよく、野菜の鮮度が増して見える。また、両脇にある黒い縁の部分も発色の違いがわかりやすい

 光沢パネルの発色はよく、液晶テレビ並みに美しいので、フルHD(1920×1080ドット)の画面で、ゲームに興じたり、映像を観たりするのにピッタリだ。

 ちなみに国内でNTSC比95%のディスプレーが使われているノートPCは珍しい。ここまでノートPCでディスプレーにこだわるのは、日本の住宅事情を鑑みてだそうだ。

杉澤「(ゲーミングPCというとデスクトップを想像するかもしれないですが)デスクトップを置くスペースがなかなか取れないユーザーが多いので、ゲーミングノートが選ばれるケースが増えていると思います。その中でも映像表現力の高さは非常に重要だと考えています。狭いお部屋でもキレイな映像が楽しめる1台にしたかったんですね

 ゲーミングPCであれば、もっとスペックにもこだわりたい。そう考えるならBTOメニューの活用を検討したい。CPUをCore i7-3630QM(2.4GHz)に、メモリーを8GBにするといいのではないだろうか。価格は11万3400円。予算を多少オーバーしてしまうが、納得のいく構成だと思われる。NEXTGEAR-NOTE i770のブロンズモデルで考えるのであれば、CPUとメモリーのグレードアップを視野に入れたい。

ゲームでよく使うキーには、ミスタッチしないよう印がついている。ゲーミングPCとしての使いやすさを徹底して追求しているようだ

NEXTGEAR-NOTE i770のブロンズモデルのおススメポイント

1.GeForce GTX 670MX搭載でグラフィックス表現が高いレベルに!

2.NTSC比95%の液晶ディスプレー採用のノートPCはなかなかないぞ!

3.ちょっと奮発してCPUとメモリーをワンランク上げれば申し分なし!

マウスコンピューター/G-Tune


 

予算10万円でも満足なお買い物ができる

 ということで今回は予算10万円台で選ぶ、マウスのおススメノートPCを3台見てきた。どれも価格性能比の高い製品ばかりだ。もちろん好みに合わせてスペックを取捨選択できるので、逆に10万円以下の下位モデルを選んで、余ったお金で豪華なお食事という選択もアリかも。



マウスコンピューター/G-Tune




マウスコンピューター/G-Tune


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