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「HP Officejet 150 Mobile AiO」で仕事環境が変わる

小粒でもぴりりと辛い! HPの世界初モバイル複合機

2013年02月08日 09時00分更新

文● 貝塚/ASCII.jp編集部

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本体と同じくコンパクトなバッテリー

 ここで一つ問題がある。バッテリーで駆動する本機はバッテリーが切れればただの箱になってしまうという点である。折角持ち運んでも、それでは意味が無い。

 ところが……!!

HPのノートPC用「HP 65W スマートACアダプター」が使える

 なんとHP製ノートPC用アダプタが流用できるのである!

 HP製ノートPCを使用している方であれば、アダプタは一つ持ち歩けば事足りてしまうのだ。

 あらゆる情報がデジタルに置き換えられ、ディスプレー上のやり取りで大方のことが済んでしまう時代。それでも、紙媒体の信頼性は依然として高い。破棄しなければなくならず、「壊れて開けなくなる」ことのない情報は、やはり頼りがいがある。

 デスクからデスクへと気軽に動かせ、手で持てる重さ・持ちやすいフォルム、オフィス内にいるのとほとんど変わらない作業ができる本機。

 実際に使ってみることによって紙媒体の安心感を再確認すると共に、複合機が持ち運べることの便利さをひしひしと感じることができた。

新ジャンル「モバイル複合機」の可能性

 Officejet 150 Mobile AiOは、部署に1台導入することで、「紙」と「デジタル」を取り巻く作業環境が一変するポテンシャルを秘めている。

 とはいえ残念に思った点もある。それは「常に持ち運ぶには少々重い」という点である。重量はA4ノート2台分程度なので、男性であれば、1〜2時間の持ち運びは苦にならないかもしれないが、長時間携行するのはやはり現実的でないし、自動車などに載せて移動するようなシチュエーションが基本となるだろう。

 日本のビジネス環境を考えると「営業マンが誰でも気軽に持ち歩ける」と言えるほど軽くはないと感じた。

 とはいえバッテリー内蔵で使いたいとき使いたい場所に移動して使える機動性の高さはこれまでの複合機にはなかったフットワークの軽さだ。会社の会議室での利用、あるいは決してスペースにゆとりがあることがない自宅でも、効率的に空間を活用しながら作業ができる。ここには大きな可能性があるだろう。

 後継機種でさらなる小型化が実現されることを期待するばかりである。

HP Officejet 150 Mobile AiO
プリント速度 モノクロ:約5枚/分、カラー:約3枚/分
コピー速度 モノクロ:約4枚/分、カラー:約2枚/分
スキャン機能 光学解像度 600×600dpi
対応用紙サイズ A4、A5、A6、B5、L判、2L判、封筒(C6、DL)
給紙トレー容量 普通紙 50枚、フォト用紙 5枚、封筒 3枚
対応メモリ SD/SDHC/MMC、miniSD/microSD(アダプター要)、USBメモリ
インターフェース USB 3.0端子×3
液晶 2.36型 カラータッチスクリーン
サイズ 約幅350× 奥行171×高さ90mm
質量 約2.9kg(バッテリー装着時3.1kg)
対応インク HP 129 プリントカートリッジ 黒 C9364HJ
HP 131 プリントカートリッジ 黒 C8765HJ
HP 134 プリントカートリッジ カラー C9364HJ
HP 135 プリントカートリッジ カラー C8766HJ
HP 138 プリントカートリッジフォトカラー C9369HJ
対応OS Windows 7、Windows Vista、Windows XP、
Mac OS X、v10.5.8〜、v10.6〜、v10.7

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