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T教授の「戦略的衝動買い」 第229回

新品なのに“イイ雰囲気”のなんちゃってアンティーク腕時計

2013年02月06日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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歴史を刻み込んでいく楽しみを味わう

ステンレス製のベゼルの表面は小傷がたくさん付いているようだが、触ると指先では傷は感じず、極めてスムースだ

ステンレス製のベゼルの表面は小傷がたくさん付いているようだが、触ると指先では傷は感じず、極めてスムースだ

腕時計の背面も同様の処理だ。数字の50と日の丸の旗の様なアイコン、RELAXのロゴマークだけがシンプルにエンボスされている

腕時計の背面も同様の処理だ。数字の50と日の丸の旗の様なアイコン、RELAXのロゴマークだけがシンプルにエンボスされている

ステンレス製の尾錠もエイジドの雰囲気が格好いい

ステンレス製の尾錠もエイジドの雰囲気が格好いい

  RELAX VINTAGEはベゼル部分や尾錠などのステンレスパーツは、まったくの新品ながら、経年変化による小傷を巧みに表現したエイジド加工を施した仕様になっている。

日焼けや湿気によるカビ、汚れなどでアンティーク腕時計の文字盤はこういう雰囲気になることが多い。なかなか素晴らしい人工のエイジド処理だ

日焼けや湿気によるカビ、汚れなどでアンティーク腕時計の文字盤はこういう雰囲気になることが多い。なかなか素晴らしい人工のエイジド処理だ

 また、腕時計で最も目立つ存在である大きな文字盤には、どんなに大事にしていても常に身に着けていたら、自然と経年変化で現れる湿気によるサビやカビ、太陽光による日焼けなどのダメージを極めて上手く表現した仕上げとなっている。

クロノ独特の数字の表記の多い文字盤だが、ホワイトの文字盤のアンティーク風なエイジド処理がなかなかだ。スペード型の時針や分針、印刷インクのハゲがなかなかリアルだ。玉ねぎ型のリューズはサイズが大きく、操作性が高い

クロノ独特の数字の表記の多い文字盤だが、ホワイトの文字盤のアンティーク風なエイジド処理がなかなかだ。スペード型の時針や分針、印刷インクのハゲがなかなかリアルだ。玉ねぎ型のリューズはサイズが大きく、操作性が高い

 筆者の購入したモデルは白い文字盤タイプなので、この経年変化が極めて効果的に表現され、ぱっと見、本当のアンティーク腕時計の様に見える。

 RELAX VINTAGEには、ほかにステンレスベルト採用でインダイアル3個の本格的クロノグラフタイプや、筆者と同じモデルだが、黒文字盤、黒革ベルトの別モデルなどが存在するが、最もビンテージ&アンティークイメージ全開なのは筆者の購入したモデルだろう。

厚手のミシン縫いの革ベルトは、しばらく使っているうちに極めてなめらかになってくるだろう。ベゼルのエイジドの雰囲気とプラ製の綺麗な風防がミスマッチだ

厚手のミシン縫いの革ベルトは、しばらく使っているうちに極めてなめらかになってくるだろう。ベゼルのエイジドの雰囲気とプラ製の綺麗な風防がミスマッチだ

落ちついたアンティーク系の革製品やウッドとの相性は抜群のようです

落ちついたアンティーク系の革製品やウッドとの相性は抜群のようです

 これからは、徹底した自分専用のヴィンテージ極限モデルを目指して、新品ピカピカのプラスティック風防と、ヴィンテージカラーだけどまったくツルピカの革ベルトの2つを、どんどん使い込んで歴史を刻み込んでいく楽しみが増えた。

実はどちらもクォーツ腕時計だが、Devon社のThread1(左)は、従来の腕時計の既成概念からの脱却を測った腕時計。一方、RELAX VINTAGE(右)は腕時計の原点復帰とクラシカルイメージの再生を図った腕時計

実はどちらもクォーツ腕時計だが、Devon社の「Thread1」(左)は、従来の腕時計の既成概念からの脱却を測った腕時計。一方、RELAX VINTAGE(右)は腕時計の原点復帰とクラシカルイメージの再生を図った腕時計

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:RELAX VINTAGE クロノレザーベルト モデル
価格:Sincere Storeにて1万6800円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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