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富士見iPhoneクラブ 第104回

海外進出を狙うiPhoneクラブが米西海岸の情勢を聞いた!

2013年02月04日 15時00分更新

文● iPhoneクラブ製作委員会

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イメージと違う!? 健康にもうるさいUSA

カリー アメリカで今流行っている、iPhoneの周辺機器ってありますか? 左手に何かつけていらっしゃいますが。

マッチャン これはJawboneが出している、活動量計『UP』です。加速度センサーが入っていて、今日は何歩歩いたかとかを計ってくれる。10日電池が持って、しかも防水なので、ずっとつけっぱなしにできるのもいい。

マッチャンさんが付けているリストバンドは、iPhoneとの連携で利用できる

カリー データはどこで同期するんですか?

マッチャン 端末の端がイヤホンジャックに挿せるようになっているので、これでダウンロード済みのアプリを使って同期するんです。これならBluetoothやWi-Fiより電池を食わない。

じまP これはスマートだなあ。付けっぱなしでいいわけですね。

マッチャン あと、寝ている時間もカウントしてくれて、しかも、眠りの浅いレム睡眠と、眠りの深いノンレム睡眠まで計ってくれる。例えば「7時に絶対起きたい!」という時があったとしますよね。目覚めるときには眠りの浅いレム睡眠のときがいいわけです。なので設定しておけば、7時前の、しかもレム睡眠のときに、バイブレーションで起こしてくれます。

ニッシー それはすごい。単に時間で起こすんじゃなくて、起きやすいタイミングで起こしてくれるわけだ。

カリー アメリカ人って、カロリー大好き! コーラはXL! みたいなイメージもありますけど、一方でエリートの人と言いますか、健康に気を使う人は本当に敏感ですよね。

マッチャン アメリカのアップルストアには「ウェアラブル棚」がありますからね。体につけて、いろいろデータを計測する活動量計のコーナーがあるのです。この『UP』のアプリは飲み物の名前を入力したり、バーコードをカメラで撮ることで、カロリーを教えてくれるんです。お店のデータを入れているので、それと同じものだったら問題ないし、入っていなくても近いものを選べばいい。

じまP 健康管理がこれ1つでだいぶできてしまうんですね。ジムみたいにどこかに行く感じでもなくて、ただ付けているだけでいいから、続けるのも手軽だし。

マッチャン これはまさに、1人で使って十分に役立つアプリなんです。最近、iPhoneのウェアラブルな周辺機器とか、ビッグデータの利用法とかって、みんなで使いましょう、シェアしましょうっていうよりは、自分の役にどれぐらい立つかっていうのが重視されてきている気がします。まあ、それが当たり前なんですけど、ソーシャルが先行していたイメージがありましたよね。

ニッシー 今は「スマート家電」なんて言われて、ソーシャルと連携しますみたいな動きもあるけど、もっと簡単でいいのかもね。iPhoneで電気のオン/オフをして、それが記録されているのを見て、「あっ、この時間使いすぎてるな」ってわかるとか。例えば冷蔵庫にも、中にカメラがついていて写真を送ってくれるとか、中が詰まりすぎて省エネ的に問題ありますよとか。

マッチャン アメリカはインフラ系がそんなに強くないので、まずは手元から何かができる、という考え方が強い気がします。フィリップスがiPhoneから色が変えられる電球を出しているとか。

カリー 日本みたいに、いきなり屋根に太陽光発電を取り付けよう、というわけではないんだな。

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