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塩田紳二のWindows 8 IN-N-OUT 第34回

Windows 8の狙いは、UIの変化よりもAPIの変化が本質

2013年01月31日 17時50分更新

文● 塩田紳二

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Windowsの新しい「作法」

 タブレットでの操作はタッチになるため、Windows 8ではどうしても、GUIの基本を再構築する必要があった。従来のウインドウ形式では、アプリケーションが小さなボタンを並べてしまうと、タッチで快適に操作しようとしても、Windows側ではどうしようもない可能性があるからだ。

 Windows 8ではデスクトップアプリをタッチで操作したとき、Windows 7よりも「タッチでどこを操作しようとしているのか」がかなり的確になっている。例えばWindows 7では、タッチによるスクロール操作が「ドラッグ」と解釈されて、周辺のテキストが選択されてしまったり、オブジェクトのタップと勘違いされて機能が起動してしまうことがたびたびあった。

 Windows 8では、こうした間違いは減った実感がある。コントロールパネルにあるアイコンのラベル部分にタッチして指を動かしても、ちゃんとスクロールすることが多く、タップや選択に間違えられることは少ない。ただし、Windows 8が配慮をしたとしても、画面サイズによっては、「隣のアイコンが押された」と間違えることは防げない。

 またタッチパネルではない、マウスとキーボードという環境は、これから長い間も残り続けるだろう。そのためWindows 8では、マウスでもタッチと同じことができるようにしたというが、やはりマウスの操作には無理を感じる部分もある。例えば画面の4隅にマウスポインターを置くことで、チャームバーやアプリの切り替えメニューを出す操作がある。4隅への移動は画面中央から距離があり、操作が面倒であり、逆にマウスが偶然飛び込みやすい場所でもある。そのため、意図した操作が面倒な反面、意図しないときにチャームバーが出るといったことが起こりがちだ。

 連載27回でも説明したが、マイクロソフトは従来型のタッチパッドによるスライド動作や、マウスへの動作割り当てを推奨している。それでも直接操作するタッチに比べると、意図しないときに動作してしまうような不確実性は残る。

 一方でWindows 8では、多数のショートカットキー、特にWindowsロゴキーと英字キーの組み合わせを多数定義しており、タッチで行なう多くの動作をショートカットキーでも可能にしている。筆者は、Windows 8ではマウスによる操作が面倒と感じていたが、ショートカットキーを使うことでかなり簡単になることを体験した。これまではあまり使い道のなかったWindowsロゴキーを、Windows 8は必須のキーとしてしまったといえる。

デスクトップ操作のためのショートカットキー

ショートカット 動作
Win+B 通知領域アイコン選択
Win+D ウインドウを最小化してデスクトップ表示(トグル)
Win+E エクスプローラー起動
Win+Ctrl+F ネットワーク探索(ドメイン内)
Win+M すべてのウインドウを最小化
Win+Shift+M 最小化したウインドウを復元
Win+R ファイル名を指定して実行
Win+T アプリバー選択
Win+U 簡単操作センターの起動
Win+X 機能メニュー
Win+1~0 アプリバー上のアイコンを数字で指定して起動、または起動中の対応アプリのウインドウ切り替え
Win+Shift+1~0 新規にアプリバーアイコンを起動
Win+Ctrl+1~0 起動中の対応アプリのウインドウ切り替え(Ctrlなしとは動作がやや異なる)
Win+Alt+1~0 数字に対応するアプリバーアイコンのジャンプリスト
Win+,(カンマ) ウインドウを透明化(Aeroピーク)
Win+左右カーソルキー Aeroスナップ
Win+上カーソルキー アクティブウインドウを最大化
Win+下カーソルキー アクティブウインドウを最小化
Win+Home アクティブウインドウ以外を最小化
Win+Break システムのプロパティ
Alt+ESC ウインドウの巡回
Alt+Shift 入力言語切り替え
Ctrl+Shift+Esc アプリマネージャー起動

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