外部接続用の端子は5つ。特にUSB系は2つある。周辺機器との接続はフルサイズのUSBを使い、本体の充電にはmicro USBを使う。本体付属のACアダプターも、micro USB端子にケーブルをつないで行なう、USB給電タイプのものだ。ThinkPad Tablet 2のmicro USB端子は「充電専用」で、拡張には使えない。本体底面には別途、ドッキングステーション専用のコネクターも用意されている。こちらから、別売のドッキング専用ステーションを使って充電することもできる。なお外部ディスプレー出力は、同じく底面にあるmini HDMI出力端子を使う。
なお、メモリーカード用としては、micro SDカードスロットが本体に用意されている。基本的にストレージ用だ。その隣にはSIMカードスロットがあるのだが、日本向けモデルでは有効になっていないという。3G系だけでもいいので、日本でもSIMフリーの形で提供してもらえると便利だと思うのだが……。
良くできた「別売キーボード」
本体とセットで完成?
ThinkPadといえば「キーボード」、という印象を持つ人も多いだろう。その印象に違わず、ThinPad Tablet 2には専用オプションとして、キーボードが用意されている。セットにするとまさに「モバイルのThinkPad」のようで、セットで完成する製品のようにも感じる。
他にもキーボード連携を謳うタブレットはあるが、ThinkPad Tablet 2の専用キーボードは、それらとちょっと違う点が3つある。まず第一に、接続は「無線」(Bluetooth)である、ということ。専用キーボードには特殊なインターフェースを使うものが少なくないが、このキーボードは一般的なBluetooth接続。そのため、キーボードとThinkPad Tablet 2の間は「接続」されておらず、上に載せるだけだ。
だからキーボードを極端に傾けると、本体が落ちてしまうこともある。ノートパソコンのような堅牢な一体化を期待してはいけない。しかし、デザイン上ぴったりとはまるようにはなっているので、膝の上でタイプするくらいであれば、特に問題はないだろう。ただし、本体が手前に倒れてくるような環境だと安定しないので注意を。またキーボードと本体の間は、キー側の突起で本体を支える構造であり、ディスプレーの角度は変更できない。そのため光の加減などで見づらい場合でも、角度調整で逃げることはできない。
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