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小型PCフォームファクターNUC活用術 第3回

NUCを利用した次世代モバイルソリューションを勝手に提唱

2013年01月30日 12時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax

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――ディスプレーとモバイルバッテリーも決まった製品があるんですか?

【林】 もちのろ~ん! ディスプレーはGeChic製「On-Lap 1302」です。これはUSBからの電源供給で動作するもので、HDMI入力に対応してるんですよ。NUCから電源が取れちゃうんです。D.E.S.U.N.Oだけでなく、ファイルサーバーの保守用ディスプレーにもいいですね。使わないときはしまっておけるし、ごっつい電源ケーブルもいらない。本来はノートPCのサブディスプレー的な運用を狙っているようですが。

すっごい便利
GeChic「On-Lap 1302」

 GeChic「On-Lap 1302」は、テックウインドが販売するUSB電源駆動のディスプレー。13.3インチ液晶を搭載し、HDMI入力に対応する。サイズは334×227×8mm、重量654g。ノートPC用のサブディスプレーとしての運用がプッシュされているが、筆者宅ではファイルサーバー機やマザーボードの出力チェックに愛用しているもので、自作環境との相性もすこぶるいい。詳しくはこちらの記事を参照してもらいたい。

On-Lap 1302。薄くて軽いディスプレー。タッチパネル搭載型の登場が待たれる

ノートPCでもマルチモニター環境ができるため、意外とあちこちで使えるディスプレーだ。自作野郎は買っておくといい

【関連サイト】

【林】 次にモバイルバッテリー。これもクールです。サンワサプライ製「700-BTL011」という出たばかりの製品で、重さ500gのスリムタイプでありながら、DC出力は19/16/12Vの切り替えに対応。変換プラグも付属しているんですよ。

強力無比なモバイルバッテリー
サンワサプライ「700-BTL011」

 サンワサプライのオンラインショップ限定製品。185(W)×125(D)×14(H)mm、重量500gのスリムタイプで、容量は16000mAh。ノートPCのバッテリー駆動時間を最大で5.5時間延長可能というのがウリ。9種類のDC変換プラグも同梱している。スマホやタブレットの充電用としても使え、薄型でカバンに入れやすいのもモバイル重視の設計だ。また、付属のACアダプター経由での充電時間は約4時間と早い。D.E.S.U.N.Oの場合には、6段階のLED表示で細かくバッテリー残量を表示してくれる点が選択の決定打になっている。

フルフラットで薄型デザインの「700-BTL011」。オンライン専売なのが惜しいくらいのいい製品

USB出力も備え、DC出力は19V・16V・12Vの切り替えに対応。本体正面にあるボタンを押すと、バッテリー残量の確認ができる

専用のキャリーバックが付属。On-Lap 1302のケーブルも一緒にいれておくと、NUCの持ち運びがより楽になる

写真右のメインケーブルに、左の変換プラグを接続して、ノートPCやNUCに電源を供給する

【関連サイト】

――構成条件を満たしたNUCとOn-Lap 1302、700-BTL011を持ち運ぶことが次世代モバイルソリューションD.E.S.U.N.Oのリファレンスというわけですね。

【林】 そのとおり! なるべくスリムでモバイルの邪魔にならないガジェットを選んでリファレンスにしました。NUCベアボーンの「BOXDC33217IYE」がもっとも分厚いという不思議な状況ですが……。まぁ、モバイル可能なディスプレーとモバイルバッテリーでOSが起動できていればいいんで、見た目はどうでもいいんですけどね。USB駆動のディスプレーがなかったら、普通のディスプレーをモバイルバッテリーで動かせばいいんだし。ともあれ、NUCでモバイルすることが“D.E.S.U.N.O”だと思ってください。

――なんだかんだで緩いですよね、D.E.S.U.N.O。

【林】 ガチガチに仕様策定されたものってあんまり生き残ってませんしね。それにですね、ベアボーンといっても自作機をモバイルって熱いじゃないですか。

NUC本体、GeChic「On-Lap 1302」、サンワサプライ「700-BTL011」、ワイヤレスマウス・キーホードでNUCのモバイルが実現する。マウスは持ち運びしやすい変形型マウスであるArc touch mouse。なおキーボードがApple Wireless Keyboard (JIS) なのは、林氏が愛用しているためで、D.E.S.U.N.Oの場合、マウスとキーボードはなんでもいいそうだ

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