このページの本文へ

「IBM SmarterCloud for SAP Applications R1.1」開始

IBM、自社IaaS「SCE+」でSAP Business Suiteを提供

2013年01月25日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷
1

 1月24日、日本IBMはSAPアプリケーションを用いた企業の業務システムの統合基盤をPaaS(Platform as a Service)形式のクラウドサービスにしたという「IBM SmarterCloud for SAP Applications R1.1」(SC4SAP)の提供を、2月18日より開始すると発表した。

「SAP Business Suite」を用いた業務システムをクラウドで運用する「SmarterCloud for SAP Applications」の構成

 IBM SmarterCloud for SAP Applicationsは、「SAP Business Suite」を用いた業務システムを構築するための統合基盤を、自動化、標準化された構築支援や運用管理のサービスと合わせて提供するもの。クラウドの特性を生かし、システムへの初期投資や所有費用を抑えることによるコストの最適化、柔軟かつ迅速な開発・本番環境の導入による作業期間の短縮を可能にするという。

オンプレミス構成(左)との比較

 本サービスでは、クラウド環境とそのサービス管理やセキュリティ機能を提供する同社のマネージドクラウドプラットフォーム「IBM SmarterCloud Enterprise+(SCE+)」を活用している。システムの運用やデータベースの管理などSAPアプリケーションを用いた業務システムに必要な基盤の要素をSCE+上に統合し、高い可用性と業務継続性を実現。さらに、新たなSAPアプリケーションを用いたシステムの構築、データベースのリフレッシュ、既存システムのクローンの作成など、自動化・標準化されたプロビジョニングやサービスのメニューで、作業の効率化を支援するという。

サポートするOS/データベース、SAPアプリケーション、アドオン、ミドルウェア

 クラウドは、IBMがグローバルに展開するクラウドセンターから選択でき、システムの導入、管理、運用は、専用のWebポータルを通じてリモートで実施できる。

■関連サイト

カテゴリートップへ