1月24日、ワイ・イー・データは「仮想化HDDリモートデータ復旧サービス」の提供を1月28日より開始すると発表した。
データ復旧サービスを利用する場合、故障したHDDをデータ復旧会社へ送付してデータを取り出してもらう方法が一般的だ。一方、仮想化HDDリモートデータ復旧サービスでは、HDDを社内に置いたまま、インターネット経由の操作によりデータ復旧を行なう。物理HDDだけでなく、サーバー仮想化で利用される仮想HDDに対応するのも大きな特徴だ。
クラウドサービスによる仮想化HDDを利用していたり、セキュリティ上の問題で社外にHDDを持ち出せなかったりするユーザーの「システムを動かしたままデータ復旧を行ないたい」というニーズに応えて誕生したサービスだという。
利用を希望するユーザーは、まず正常に動作するPCから同社の「オントラックリカバリーサービス」のサーバーに接続し、接続診断の専用ソフトウェアをダウンロードする。次に、PCと障害媒体を接続し、同社の技術者によるインターネット経由の遠隔操作の復旧作業を受ける。最後にPCとサーバーとの接続を遮断して作業完了となる。