実質価格は同等だが、一括価格は異なる
機種変更時もau版はちょっと高め
つづいては端末価格。これは発売当時からソフトバンク側に若干の変更が加わっている。12月にソフトバンクも機種変更時の月月割が減額され、新規契約(MNP)時の実質負担額は、16GBモデルが0円、32GBモデルが1万320円、64GBモデルが2万640円、機種変更時の実質負担額は、16GBモデルが9360円、32GBモデルが1万9680円、64GBモデルが3万円とauとソフトバンクで同じになっている。
この実質価格は、最大24回発生する毎月の利用料金からの割引(ソフトバンク「月月割」、au「毎月割」)をフルに適用した場合であり、細かく見ていくと違いはある。
ソフトバンク | ||||||
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新規/MNP | 機種変更 | |||||
16GB | 32GB | 64GB | 16GB | 32GB | 64GB | |
端末総額 | 5万1360円 | 6万1680円 | 7万2000円 | 5万1360円 | 6万1680円 | 7万2000円 |
毎月割 | 5万1360円(2140円×24回) | 4万2000円(1750円×24回) | ||||
実質価格 | 0円 | 1万320円 | 2万640円 | 9360円 | 1万9680円 | 3万円 |
au | ||||||
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新規/MNP | 機種変更 | |||||
16GB | 32GB | 64GB | 16GB | 32GB | 64GB | |
端末総額 | 6万1680円 | 7万2000円 | 8万2320円 | 6万1680円 | 7万2000円 | 8万2320円 |
毎月割 | 6万1680円(2570円×24回) | 5万2320円(2180円×24回) | ||||
実質価格 | 0円 | 1万320円 | 2万640円 | 9360円 | 1万9680円 | 3万円 |
具体的には端末代金の総額がau版のほうが高いのは大きなポイントと言えよう。早い時期にiPhone 5を購入するようなユーザーは、2013年のどこかで登場するであろう新型iPhone(iPhone 5S? iPhone 6?)が欲しくなる人も多いはず。だが、1年後に新型iPhoneに機種変更(もしくはMNPで新規契約)すると、iPhone 5分の「月月割」「毎月割」はそれ以降、適用されなくなってしまう。
その際に有利なのが、端末自体の価格が約1万円安価なソフトバンク版だ。端末価格が安い代わりに「月月割」が少ない分、1年後に新型iPhoneに機種変更したとしても、支払総額は5000円程度(「月月割」と「毎月割」の差額の約1年分)、お得な計算となる。
すでにiPhoneを使っているユーザーが同キャリアで機種変更するか、MNPを用いてキャリアを移行するかで、どう料金が変わってくるかについては次ページ以降で解説していく。