速くて便利！　実測でわかるモバイルデータ通信 第31回

光ファイバー並みの爆速！　Xiの100Mbpsサービスを体験

下り70Mbps超！　光ファイバー並みの速度に驚愕!!

100Mbpsサービス対応スポットに近づくと、高速な数値が記録された

まず65.36Mbpsを記録

さらに計測すると72.57Mbpsを記録！　光ファイバーの固定回線並の速度だ

　さて、新潟県全域が100Mbps対応エリアというわけではない。詳しい場所は非公開だが、100Mbps体験をするためには対応エリアまで行かなければならない。

　ということで、100Mbpsサービスが始まっているという場所に近付くと、スマホ測定アプリで30Mbps超えを記録した！　これは期待できそうだと近辺を散策すること30分、スマホ測定アプリで65.36Mbpsを記録するベストなスポットを発見。

　すかさずテザリングをONにし、PCを無線LANで接続。速度計測サイトで計測したところ、下りが約30Mbpsという結果になった。上りも20Mbpsを超える速度を記録。PCでいろいろな操作を行なってみたところ、Xiでは今までに感じたことないようなスムースさでウェブの表示が可能だった。

下り通信速度の測定結果（単位はMpps）

上り通信速度の測定結果（単位はMpps）

　上のグラフでは参考まで、新潟遠征の翌日、都心部の午前中に計測したXiの数値と比較する。どちらもSH-02Eでテザリング通信した結果だ。

　最後にもう一度スマホアプリで計測したところ、今度は70Mbpsを超える72.57Mbpsを記録。もう激速としか言いようのないほど高速だ。

Xperia AXでも計測！　しかし若干結果が異なる……

Xperia AXでは59.35Mbpsを記録したが、何度やってもAQUOS PHONE ZETAに及ばず

　実はこの日、同じく100Mbps対応の「Xperia AX SO-01E」も一緒に持っていた。せっかくなのでこちらでも測定アプリで速度を計測してみたのだが……。

　不思議なことにSH-02Eでは超高速だった場所でも、SO-01Eで測ると遅かったりする。どうやら速度が出るスポットが若干異なるようで、場所を少し変えてみると59.35Mbpsという数値を記録した。

　おそらく、エリアの若干のズレは本体内蔵アンテナの指向性が違うせいもあるのだろう。また、100Mbps LTEは1.5GHz帯の電波を使うため、端末が既存の2GHz帯なのか1.5GHz帯なのかを選ぶクセのようなものもあり、たまたま高速なLTEを掴まないということもあるかもしれない。

　しかし、何度場所を変えても測定してもSO-01EはSH-02Eの最高速度に一歩およばない。SH-02EがクアッドコアCPU、SO-01EがデュアルコアCPUという差があるのかもしれない。

もう、100Mbps LTEが待ち遠しい！

　今回はスマートフォンで検証してみたが、モバイルルーターのL-03Eを使えば、PCでもっと高速かつ自由な通信が行なえる可能性がある。

　新潟まで遠征して100Mbps LTEサービスを体験してきたが、2013年春には札幌、仙台、広島を含む全国50都市以上で利用可能になるとのこと。東名阪を含む全国主要都市で利用できるのは2014年春ごろとのことだが、エリア化されたあかつきには今回の新潟ほど快適ではないにせよ、現状の混雑が多少は解消されるのではないかと期待している。

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