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Twitter「実況民」の最強コンテンツは「プリキュア!」と判明!

2013年01月21日 12時00分更新

文● 美和正臣 撮影●小林伸

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“バルス”は本当にすごかった

――さて、この「実況ツイートランキング」ですよ。まあ、「紅白歌合戦」「ダウンタウンの笑ってはいけない」シリーズは時間も長いですし分かりますよ。「トリビアの泉」も10年前の一世風靡したものですから分からないでもない。「爆生レッドカーペット」が入って来ていますが、これって面白いとか、すべっているとかそういう評価のつぶやきですか?

内容はちょっと見ていないですけど、これがどうして上がってきたのかというと、「このハッシュタグでつぶやいてください」と番組で呼びかけたんですよ。画面にテロップを出してハッシュタグを紹介するということをやっていたので、上位に入っています。この回以外でも同じようなことを何回もやっていて、割と全部が上の方に入っている感じですね。

実況ツイートランキング「総合」

実況ツイートランキング「一般部門」

――総合でみるよりも、アニメ・特撮と一般部門で別に見たほうが楽しいですよね。

そうですね。混ぜてしまうとアニメに占拠されてしまって、よくわからない状況になりますからね。

――ツイート数でいうと「トリビア」が来てその次に「レッドカーペット」が来ると。最終予選も分からんでもないなと思うのですが、箱根駅伝は何でですか?

東洋大学で「山の神」と呼ばれた柏原竜二さんが第5区にいて、「山の神キタ-」とみんな盛り上がっていたんです。なので復路より往路の方が盛り上がっていたんです。全般的に正月番組、年末年始の番組が凄く多いんです。それは多分みなさんは家族とテレビを観るみたいに実況をしているからではないかと。みんながいて、何となくつぶやくという状況が成立しているから強いのだろうと思います。

――で、最大瞬間風速です。問題はこれなんですよ。4位の「清盛の大一番」がどうしてこんなに瞬間最大ツイートが来るのか不思議だったのですが。

1位の「踊る大捜査線」もそうなんですが、放送時にプロデューサーさんとか監督さんとかが、ツイッターで実況解説するというイベントをやっていたんですね。その中で、「この名台詞のタイミングでみんなでこう叫ぼう!」と呼びかけたんです。「踊る大捜査線」のときは、終盤にユースケサンタマリアさんが湾岸署の新署長に就任して挨拶をするというシーンがありまして、そのときの第一声が「オイッス!」という、いかりや長介さんの挨拶ですけど、その挨拶をみんなで言おうと監督、プロデューサーが呼びかけたんです。で、それに反応して皆で「オイッス!」と叫んだので上がっているんですね。で、平清盛も同様でプロデューサーさんが、ちょうどこの回に視聴率低迷を打破したいということで、同じように解説をするということになりまして、そのときはお相撲さんの豊真将関が出てくるタイミングがあったんです。そこで「どすこい」と言おうということで盛り上がったという。局側が仕掛けることで大きな盛り上がりを作ることができたわけです。

――では3位の「ニュースウォッチ9」なんですけど、これはいったい何があったのですか?

これはデータを見ていた人に聞いたのですが、玄海原発問題にたくさんの人が反応したのが原因ですね。

――さあ、ここまで一般部門をざっと見てきたわけですが、問題のアニメ・特撮部門です。すごいですね。1位が全部「天空の城ラピュタ」です(笑)。

数字が圧倒的なんですよね。

実況ツイートランキング「アニメ/特撮部門」

――2位の最大瞬間と比べると10倍違いますからね。「ラピュタ」は本当に強いですね。これは「バルス」のところですか?

そうです。ツイッター公式の発表だと世界全体でその瞬間、秒間1万4594ツイートという数字を出していますけど、こちらはハッシュタグが付いているもので検出しています。数字の規模感でいうと小さく見えてしまうのですけど、同じ条件で見ると他のものに比べたら多いわけです。

――「サマーウォーズ」が2位に入っているのは?

サマーウォーズも名台詞があって、最後の方で「コイコイ」って言うところと、「よろしくお願いしまぁぁぁぁぁぁぁす!」というシーンで、そこでみんなで叫ぼうという暗黙の諒解があるんです。あと、「サマーウォーズ」と「ヱヴァンゲリヲン」の序と破のときは、日テレさんがJoinTVでユーザー参加を促していたので、それも関係しているかもしれませんね。

――さあ、それ以下です。プリキュア、プリキュア、プリキュア、プリキュア、プリキュア、プリキュア(笑)。これは皆同じシリーズですか。

同じシリーズの違う回です。アニメは多いのですけど、その中でもプリキュアは群を抜いているって感じです。

――みんなこのプリキュアで何を語っているわけですか?

最近何を語っているのだろうと思って朝起きて見ているのですけど、みんなまじめに感想を言っているんですね。面白いのは一緒に主題歌を歌うとか……アニメ全般でその傾向があります。

――えっ……歌っちゃうんですか? いわゆるニコニコ動画の弾幕と同じようなイメージと考えればいいわけですか?

感覚的にそうなんだと思いますね。

――あと「プリキュア」以外のところでは「ゆるゆり」や「這いよれ!ニャル子さん」が入っていますね。

このランク外を見てみても、「ゆるゆり」と「ニャル子さん」はちょいちょい入ってくる感じなので、とくにこの2回だけ何かがあったというよりは、比較的盛り上がりがあったものと考えられます。

――「みるぞう」はリアルタイムでデータをとっているわけですよね。

そうです。速度としてはリアルタイムで、30秒ごとに今盛り上がっている番組というのが自動で表示されるようになっています。スマホアプリとウェブで結果を表示可能でして、一応スマホのアプリの方がメインなんです。

Android用の「みるぞう」アプリ。現在Twitterで盛り上がっている番組がわかるほか、地域のTV番組表も閲覧することができる

こちらはWeb版。ブラウザで閲覧したほうが見やすい

――実況ツイートはスマホの方が多いんですか? 実況民だとキーボードで打ったほうが速いような気がするんですけど。

つぶやいている端末はどちらが多いのかというのは、同じようなデータを取っている方と情報交換すると、PC系のソフトの方が上位に入るそうです。ただ、われわれのアプリやウェブサービスは、このようにどの番組が盛り上がっているのかが分かるようになっているのですが、アクセスの頻度で言うとスマホの方が高いですね。ウェブの方はそこまでディープに楽しもうという目的の人よりも、もうちょっとライトに番組情報だけ見たいという人が客層的に多いのかなと感じます。

――リアルタイムで盛り上がっているのが分かると、その番組は見たくなりますよね。

もともと「みるぞう」を始めるときには、ツイートを見られるというよりも、まずどの番組を見たら面白そうかということが分かるようにという部分を第一の価値にしようとしたんです。でも世の中的な注目度で言うと、ツイッター実況するというのがすごく注目されてしまったので、むしろそっちの方が話題に上りましたね。

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