1月9日、アライドテレシスはマルチインターフェイスルーター「CentreCOM ARX640S」のファームウェアバージョンアップを発表した。
この新しいファームウェア「Ver.5.1.0」ではIPv6機能を強化しており、IPv6でのIDS(攻撃検知・通知機能)のサポート、「IPv4 over IPv6」や「IPv6 over IPv4」などのトンネリングに対応する。これにより、IPv4グローバルアドレスに依存しない、IPv6のグローバルアドレスによるVPN構築が可能になるなど、IPv6機能が大きく拡張される。また、NTT東日本・西日本がフレッツ光ネクストで提供するIPv6インターネットサービスもサポートされる。
そのほか、IPv4ダイナミックルーティングプロトコル(BGP4、OSPF)への対応により、LAN内での経路情報交換やWANを経由した経路交換が可能になった。QoSによる優先制御機能のサポート、Ether-IPでのタグパケット対応も行なわれる。
CentreCOM ARX640Sの価格は12万5000円で、ファームウェア「Ver.5.1.0」は同社Webサイトで公開される。
