職業体験を通じて社会の仕組みが分かる、エデュテインメントタウン「キッザニア」
ソニーマーケティングは、キッザニアのオフィシャルスポンサーとして、キッザニア東京およびキッザニア甲子園において、「フォトスタジオ」のパビリオンを出展している。ここでは、子どもたちが、ソニーのデジタル一眼カメラ「α」シリーズを用いて、カメラマンの仕事を体験。楽しみながら、社会の仕組みを学ぶことができる。
2012年秋には、My Sony Clubのプレミアムメンバーおよびメンバーを対象にした「ソニー スペシャルナイト in キッザニア」を開催。子どもだけでなく、保護者にも、αシリーズおよびαレンズを体験してもらう特別イベントを開催するといった取り組みも行なった。ソニーマーケティングのキッザニア出展の目的は何か。キッザニア甲子園を訪れて、その狙いを探った。
キッザニアは、子どもが大人になりきって、様々な仕事を体験できる「エデュテインメントタウン」である。
メキシコのKZMが開発した体験型屋内施設であり、現実社会の3分の2のサイズの街並みに、実在する企業がスポンサーとなり、約60のパピリオンが出展。90種類以上のアクティビティを体験できる。
子どもたちは、職業体験を通じて、社会の仕組みを知ることができるとともに、キッザニア内で流通している独自の通貨である「キッゾ」を手に入れられる。このキッゾを使って、習い事や買い物が可能だ。
「フォトスタジオ」を通じて、ソニーブランドやαシリーズを初体験
日本では、KCJグループがキッザニアを運営。現在、東京・有明のキッザニア東京と、兵庫県西宮市のキッザニア甲子園の2ヵ所がある。
ソニーマーケティングは、2006年10月のキッザニア東京のオープン、そして、2009年3月のキッザニア甲子園のオープンに合わせ、それぞれオフィシャルスポンサーとして、カメラマンの仕事を体験できる「フォトスタジオ」を出展。子どもたちの職業体験を支援している。
ソニーマーケティング メディアリレーション部ショールーム課・青井千穂統括課長は、「仕事体験を通じて、子ども教育を支援するといったキッザニアの精神と、ソニーの社会貢献の考え方とが一致している点が大きい」と前置きしながら、「キッザニアへの出展は、ソニーのブランディング戦略のひとつでもある。実際にソニー製品を体験してもらうことで、子どもや保護者にもソニー製品の良さを知っていただける」とする。
子どもたちにとって、最初の製品というのは強く印象に残るものである。ソニーブランドの製品では、「プレイステーション」が初めて触れるソニー製品というケースが多いだろうが、キッザニアでの仕事体験を通じて、αシリーズという高機能モデルが、初のソニーブランド製品という子どもが生まているともいえよう。