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デノンが贈る、新世代ヘッドフォン+ネット対応オーディオ 第4回

簡単Wi-Fiで使える!! 快適な音楽リスニングの決定版

ネット再生を気軽に楽しめる「Cocoon」に迫る

2013年01月11日 11時00分更新

文● 鳥居一豊

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繭のような柔らかいフォルムながらも、ボディはがっしり

 さっそく、製品を試してみよう。どちらも前から見ると緩やかな丸みを帯びたフォルムだが、後ろ側はふたつのボールがついたような感じに左右が盛り上がっている。落花生ほど極端ではないが、左右2つの球体スピーカーが一体化したイメージだ。

DSD300を上部から見たところ。球体型スピーカーを横に2つならべて曲線でつなげたようなイメージになっている

 親しみやすい形状というだけでなく、球体状のエンクロージャーというのは、音質面でも効果がある。スピーカーから出た音が不要な反射の影響を受けずに広がるので定位感が向上するし、エンクロージャー内部での反射(定在波)の影響がない点などがメリットだ。

 2モデルのうち、DSD500を手に持ってみると、がっしりとした作りで重量も5.4kgとちょっと重い。身近な音楽アイテムであるDockスピーカーと言えども、なかなか本格的なオーディオ製品だとわかる。さすがは、ピュア・オーディオ製品も手がけているデノンらしい作りだ。

持ち運びを考慮して設けられた広めの穴

 DSD300のほうはポータブル型だけに、重量も3.3kgと軽めだが、ボディのしっかりとした作りは同様だ。背面には指を差し込める広めの穴が付いており、気軽に持ち運べるようになっている。

さまざまな形状が検討された、Cocoonのラフスケッチ

 Cocoonを開発するに当たって描かれたデザインラフの数々。キーワードとともにさまざまなデザインが検討されていたようだ。それぞれを見てみると、オーソドックスな角形が多く、ラウンドフォルムはデノンとしても新しい試みだったとわかる。

Cocoonのデザインラフが掲載された資料

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