VEGA MOTIONが
各機能で使える
これまで独自性を大いに発揮してきたVEGAだが、プリインストールアプリを見ると、特段変わったアプリがあるわけではない。やはりタッチレスの「VEGA MOTION」が最大の注目だ。
VEGA MOTIONは画面にタッチするのではなく、画面の上で手を上下左右に振るだけで各種操作を可能にするというものだ。電話の着信時は、応答、音量調整、スピーカーフォン時に通話終了、ロック画面でのメール・SMS、カレンダーは前か次の画面へ移動、ブラウザーは画面スクロール、音楽再生で音量調整と曲戻し・曲送りなどの操作が可能だ。
オフィスアプリには「ThinkFree Office」のプロ版がインストールされているため、編集にも対応している。今回の3機種はどれもオフィスファイルの編集は最初からできることになる。このオフィスアプリでもVEGA MOTIONで、次のページへ切り替えができる。
VEGA MOTION以外の機能としては「mini Window」がある。アプリボタンを押すと「ミュージック」「動画」「テキストメモ」が選択でき、それぞれ小さなウインドウで表示して他のアプリを使っているときに、同時に表示できる。
なおNFCに対応しているためメーカー製アプリではないが「NFCメニュー(NFC関連のアプリをダウンロードするページへつながる)」「NFCタグリーダー」のアイコンがあり、ファイルの転送などで使う共有ボタンを押すと、メールや赤外線通信とともに「VEGAビーム」というNFCを使ったデータの送受信機能も選択できるようになっている。
GALAXY Note IIが
最後に抜け出した
これまでの4回で独自性という視点で考えると、GALAXY Note IIとVEGAがかなりユニークな印象で、Ascendはその2機種と比べて地味というのが正直なところ。また、VEGAはタッチレスの「VEGA MOTION」は面白いが、もうひとつ何か魅力的な要素が欲しかった。GALAXY Note IIはペンによる操作以外にもユーザーを飽きさせない機能や操作が豊富な一台といえるだろう。しかもスタミナ抜群というのも◎だ。せっかくスマートフォンを買うんだから、ちょっと変わった機能や操作を試してみたい、しかも飽きずに長く遊びたいという人にはGALAXY NoteⅡはピッタリだろう。
次回はGALAXY SⅢ α、AQUOS PHONE ZETA、HTC J butterflyという冬モデルでは一番人気クラスで、かつ高性能な「画面にこだわる3台」を比較するのでお楽しみに。
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