画面消灯2時間テスト
ARROWS Vが大きく改善
画面消灯2時間テストは、Wi-Fi接続状態で画面消灯して2時間経過させてみる。Gmailは同期、Twitterは1時間ごとに更新の設定だが、省エネ機能によってはこれらがオフになっている可能性が高い。
GALAYX Note II | ARROWS V | AQUOS PHONE ZETA | HTC J butterfly | DIGNO S | RAZR M | ||
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消灯状態で 2時間放置 |
通常時 | 98% | 89% | 98% | 100% | 98% | 100% |
省エネ時 | 98% | 94% | 99% | 100% | 100% | 99% |
しかし画面が消灯しっぱなしということで、通常時のテストでは、ほとんどバッテリーが減らなかった。その中で前回苦戦したのがARROWS Vだが、これも省エネ機能を有効にすることで改善。他機種にはまだ負けるものの、94%と十分許容範囲に収まった。他はほとんど変わらず。100%から99%になったRAZR Mは誤差の範囲と言えるだろう。
YouTube再生2時間テスト
悪化する機種も
続いてYouTubeの再生。2時間の動画を再生する。Wi-Fiに接続して、イヤホンを装着。これが微妙な結果になった。ARROWS Vはやはり省エネ機能が有効なようで、通常時より7%バッテリーが伸びた。ただGALAXY Note IIは逆にバッテリーの減りが大きい。DIGNO Sも同様だ。誤差の可能性もあるが、設定か何かの問題かもしれない。
GALAYX Note II | ARROWS V | AQUOS PHONE ZETA | HTC J butterfly | DIGNO S | RAZR M | ||
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YouTube 2時間再生 |
通常時 | 82% | 64% | 77% | 71% | 81% | 84% |
省エネ時 | 66% | 71% | 81% | 71% | 72% | 81% |
推測すると、まず画面の状況が変わった可能性がある。明るさセンサーが自動であれば、照度が変わってしまうからだ。通信状況も変わっているのかもしれない。3GやLTEの機能も有効になっているので、そちらで消費した可能性もある。部屋の明るさなど完全に同じ環境とまでは行かなかったので、参考程度で見てほしい。
ブラウザー2時間テスト
RAZR Mの改善が目立つ
ブラウザの2時間テストは、「ドルフィン・ブラウザ」のタブリロード機能で、ASCII.jpのトップページを1分に1回更新し、それを2時間続ける。画面は点灯し続ける。電波状況は基本的にLTEでの接続となる。
GALAYX Note II | ARROWS V | AQUOS PHONE ZETA | HTC J butterfly | DIGNO S | RAZR M | ||
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Webリロード 2時間 |
通常時 | 82% | 52% | 74% | 66% | 80% | 70% |
省エネ時 | 82% | 54% | 73% | 68% | 85% | 80% |
この結果は機種によって異なり、GALAXY Note II、AQUOS PHONE ZETA、HTC J butterflyはほとんど変わらず。効果が少しはありそうなのがARROWS VとDIGNO S。大きく効果があったのはRAZR Mで10%もバッテリーが伸びた。
ここまでの3回のテストを見ると、省エネ機能は前回あまり成績が良くなかったARROWS Vに劇的な効果を与えているのがわかる。逆に他の5機種には良い結果が出ることもあるが、どんな場合でもスタミナが伸びるとまでは言えなかった。これら5機種は通常時でもスタミナが良好だったので、長時間の利用でなければ差が現われにくいのかもしれない。
また、前述のとおり画面点灯が付きっぱなし場合、省エネ機能があまり意味が無い可能性もある
つづいて、次ページでは各機種の省エネ機能はどんなものか。詳しく見ていく。