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松村太郎の「西海岸から見る"it"トレンド」 第11回

2012年に買ったガジェットまとめと、ものづくりへの参加

2012年12月30日 12時00分更新

文● 松村太郎(@taromatsumura

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●Jawbone ERA

 海外に住んでいるため、Skypeによる通話が非常に頻繁になります。また少なからずクルマでの移動があり、この間の通話手段として、Bluetoothヘッドセットを買うことにしました。Jawbone ERAはデザインと性能を上手く兼ね備えており、ウェブサイトを通じてファームウエアのバージョンアップや短縮ダイヤルのプログラムなどが可能になっています。ノイズキャンセルやオーディオ再生といった一通りの性能があり、iPhoneやiPadのステータスバー(画面上部)にERA自身のバッテリ残量を表示してくれる点も気に入っているポイントです。

●Blue Tiki

 打ち合わせ同僚、SkypeやGoogle Hangoutなどでスピーチや授業をすることも多くなってきました。また自宅で録画した講義を再生するといった、遠隔授業にも参加しています。そこで、USBマイクとしてBlueのTikiを利用し始めました。Blueらしいレトロなデザインに惹かれることと、パソコンのUSBポートに直接刺すだけで動作する手軽さが便利です。

レトロでオシャレ、かつコンパクトなUSBマイク

●Jawbone UP

 BluetoothヘッドセットのメーカーJawboneがUPというリストバンドをリリースしました。これは加速度センサーが内蔵されているオシャレなバンドで、iPhoneのイヤホンジャックに接続してデータを同期し、クラウドに送り込むカタチで、1日の活動量を計測することができる仕組みです。今でこそNike+ FuelbandやFitBitなど様々なブランドがありますが、UPはその先駆け的な存在でした。リリース当初、バッテリなどの問題で上手く動作しないことがあり、購入者に返金などの処置が施されましたが、現在は再び販売も再開しています。

Jawbone UP。リストバンドに加速度計が備わっており、活動量を計測できる。デザイン性も高い

 この製品には、ガジェットとモバイルとクラウドの鮮やかな連携に惹かれました。リストバンドで実際の人の活動量を計測し、クラウドにはダイエットやトレーニング目標、健康維持と言った「ライフレシピ」を揃えておく。そしてiPhoneのアプリ上で活動量とライフレシピをマッチングするという方法は、今後1つのモデルになりそうです。

●Vitamix

 筆者が、というよりは妻の強い要望で購入したフードミキサー。コンクリートをも砕くと言われるパワーが売りで、毎日の野菜ジュース作りに活躍してくれています。

 日本では、こうしたキッチンの電化製品も家電量販店で取り扱っており、実際に力を入れている店舗もありますが、米国の似たようなBest Buyなどのお店には、あまりラインアップが充実していません。それよりは、Williams SonomaやSur la Tableといったキッチン用品店に多く取りそろえてあるのが特徴的です。確かにお皿やグラスと言ったキッチンやダイニングの用品と一緒に揃えてある方が、買い物はしやすいですね。

 これらのお店は新年、新学期、感謝祭、クリスマスと、お店がまるで雑誌の誌面のように季節ごとの特集で大きく変化します。Apple Storeのように、街で見かけたらついふらっと立ち寄りたくなる、お気に入りのお店でもあります。

●電気ケトル×2

 今年の買い物の最大の失敗は、電気ケトルを2つもダメにしたこと。

 1つ目は近所のスーパーで買った形もかわいいBodumのケトル。50ドルほどしたのにスイッチがおかしくなり、お湯が沸かせなくなりました。これは長持ちしないモノなのかも、と思って、2つ目はメーカーも分からないもっと安いケトルを買いましたが、やはりスイッチがおかしくなり、お湯が沸かせなくなりました。いったい何だったのだろう、と。

 もう電気ケトルは諦め、コーヒーのドリップ用に使っていたハリオグラスのV60ドリップケトル・ヴォーノをコンロにかけてお湯を沸かすようにしました。お湯が沸くスピードはあまり変わらないのですが、コーヒーのドリップはいつも88度程度の少しだけ冷めたお湯を使うので、冷めるのを待つ時間が少しもどかしいのです。電気ケトルの場合、沸いたお湯をハリオのやかんに移せば、ちょうど良い温度に落ちるのですぐドリップできたのですが。

日本のハリオグラスのケトル。サンフランシスコのカフェで当たり前のように使われている、ちょっとした業界標準になっている

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