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2013年は安泰 or 暗雲!? 今年のAV機器を大胆予測!

2013年01月01日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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HDD容量の心配がなくなったBDレコーダー
さらなる使い勝手の向上が実現する!

パナソニックのBDレコの3チューナーモデル「DMR-BZT730」

パナソニックのBDレコの3チューナーモデル「DMR-BZT730」

 「薄型テレビを買い換えた人が次に注目するモノはコレでしょう!」という目算はあまりハマらず、好調とは言いにくい状態だったBlu-ray Disc レコーダー。しかし、BDレコ自体の進化はなかなかのものがあり、今年のモデルは価格下落の傾向もあって、お買い得モデルが多い(関連記事)。

 その理由はまず、HDD容量が増加傾向にある点。エントリー機でも500GBが普通になり、ミドルクラスでも1TBのHDDを内蔵するものが増えている。また、USB HDDの増設に現行モデルのほぼすべてが対応している。いずれにしても、もはやHDD容量不足の心配はなくなったと言える。

背面にUSB3.0端子を搭載している

背面にUSB3.0端子を搭載している

 USB HDDの増設では、パナソニックの秋モデルでUSB 3.0に対応したのが目新しい。USB 2.0でのHDD増設は、録画モードはDRモードに限られ、同時録画もできないなどの制約があったが、USB 3.0ならば内蔵HDDとほぼ同じ使い勝手が実現できる。これについては今年は間違いなくUSB 3.0端子の装備が標準になるだろう。

iPhone、iPadへの録画番組配信も本格化!
DLNAも大いに普及する!?

ソニーのBDレコがiPadやiPhoneなどへの番組配信に対応

ソニーのBDレコがiPadやiPhoneなどへの番組配信に対応

 もう一つの注目機能は、iPodやiPhoneへの家庭内ネットワーク配信。これは今秋にソニーが一足早く対応を実現した機能だ(一部は春頃予定のアップデートで対応)。実際のところは、iPhoneなどのiOS端末が「Twonky Beam」(PacketVideo社のアプリ)でDTCP-IPにソフトウェアで対応できるようになったことで実現できたもの。

ソニーの2チューナー内蔵BDレコ「BDZ-EW1000」。春頃予定のアップデートにより、iPadやiPhoneへの番組配信にも対応する。ソニー製タブレットなどとはワイヤレスおでかけ転送も可能

ソニーの2チューナー内蔵BDレコ「BDZ-EW1000」。春頃予定のアップデートにより、iPadやiPhoneへの番組配信にも対応する。ソニー製タブレットなどとはワイヤレスおでかけ転送も可能

 現在PacketVideoが動作保証しているのはソニー製品だけだが、他社のBDレコーダーでもDLNAサーバー機能を持っていれば対応は不可能ではない。このあたりは、各社とも対応を急いでいるはず。スマホで大きなシェアを持つiPhoneを使って録画番組を家の中の好きな場所で楽しめるようになれば、DLNAによる家庭内ネットワークの普及にも大いに貢献するだろう。

2013年は全録レコより「nasne」が面白い!?

torneとの連携ではネット経由の録画とは思えない高速レスポンスを実現する「nasne」。。VAIOやPSvitaにも視聴ソフトが提供されている

torneとの連携ではネット経由の録画とは思えない高速レスポンスを実現する「nasne」。。VAIOやPSvitaにも視聴ソフトが提供されている

 今年は面白い展開がありそう! と期待しているのは、昨年登場したソニー・コンピュータエンタテインメントの「nasne」だ(関連記事)。

 これはNASにデジタルチューナーを内蔵したもので、プレイステーション 3やVAIO、PSVitaなどに専用アプリをインストールしてテレビ録画を実現できる。ネットワークダビングでBDダビング可能なBDドライブなども登場し、ローコストながら機能的には十分以上のテレビ録画環境を実現できる。

東芝「REGZAサーバー」(左)とバッファローの「ゼンロク」(右)

 BDレコーダーに3基を超えるチューナーを内蔵する動きは、コストが高くなることや消費電力の問題などもあって、東芝の「REGZAサーバー」(DBR-M190/M180)やバッファローの「ゼンロク」、およびPTPが現在開発中の「SPIDER」以外、他メーカーからの追随がなかったのが残念なところ(関連記事)。しかし、nasneのシステムならば、ユーザーが好みでチューナー数を選べるようになる。

 そして、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」でぜひ採用してほしいのが、nasneをコントロールできるテレビ録画機能の実装――つまるところ、テレビ版torneだ。

 録画先として自前チューナーとUSB HDDを選択でき、nasneを追加すればダブル録画以上も可能。これならば、BDレコは不要と断言できるテレビ機能になるはずだ。大人の事情でなかなかそう上手くはいかないと思うが、出たら人気が出ることは間違いなしと思う。

 他社がnasneに対応するのは難しいが、同様のアイデアは応用できる。これからのBDレコはシングルチューナーでいいのかもしれない。HDDを増設するようにチューナーも増設すればいいのだから。

 単独ですべての機能が盛り込まれた現状のBDレコーダーのスタイルもスタンダードなものとして継続していくと思うが、単機能+拡張オプションという構想のスタイルは、安価で展開しやすいこともあって、ユニークなBDレコが増えてくるような気がする。こうした動きにちょっと期待している。

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