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スタミナ重視の冬スマホ6機種 バッテリーの持ちをテスト!

2012年12月23日 12時00分更新

文● 小林誠、ASCII.jp編集部

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音楽再生だけなら
バッテリーへの影響は小さい

 次は音楽を2時間リピート再生し続けた。使う楽曲はPCから各機種に転送し、Android標準の「Playミュージック」アプリを使用。ただし機種によっては見当たらないため、プリインされている他のアプリを用いた。無線LANは引き続き有効、音量は中くらいでイヤホン接続、画面は消灯した。

  GALAYX Note II ARROWS V AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly DIGNO S RAZR M
音楽再生を
2時間
96% 91% 97% 94% 95% 95%

 結果、音楽再生ではディスプレーを消していることもあり、バッテリー消費が2時間で3~9%と、比較的小さいのがわかる。逆に画面点灯の消費がどれだけ大きいかを実感する。ここでも1番消費が少なかったのはAQUOS PHONE ZETA。消費が大きかったのはARROWS Vだがそれでも9%で済んでいる。どの機種も音楽プレーヤーとして使うならスタミナは悪くなさそうだ。

ウェブブラウジングでは
GALAXY Note IIが強い

 ブラウジングのテストは「ドルフィン・ブラウザ」のタブリロード機能で、ASCII.jpのトップページを1分に1回更新し、それを2時間続けた。画面は点灯し続けた(消えた場合は点灯させた)。このテストでは無線LANではなくLTEに接続している。電波の状態はテスト環境の問題で、ドコモのXiがアンテナ4本中3~4本、auの4G LTEが4本中2~3本、ソフトバンクの4Gが4本中4本と若干差があることに注意してほしい。なお音量はゼロにしている。

  GALAYX Note II ARROWS V AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly DIGNO S RAZR M
Webリロードを
2時間
82% 52% 74% 66% 80% 70%

 これはGALAXY Note IIが82%と勝利。DIGNO Sも80%の残量で、この2機種のスタミナが目をひく。一方、ARROWS Vは52%という厳しい数値になった。HTC J butterflyも66%。ブラウザーは2時間通しで使い続けることは少ないと思うが、スマホの用途としては重要なものだろう。これは前述したように電波の状態も関係あるかもしれない。

テザリングもブラウジングと
同様の傾向を示す

 テザリングのテストは3機種ずつに分けて行った。テザリングを有効にする側の端末はWi-Fiテザリングを有効にして画面を消灯。残りの3機種をつなげて、「ドルフィン・ブラウザ」で1分に1回更新を行った。終了後は役目を交代させてテストしている。

  GALAYX Note II ARROWS V AQUOS PHONE ZETA HTC J butterfly DIGNO S RAZR M
テザリングを
2時間
86% 61% 80% 84% 86% 79%

 結果はブラウジングと同様の傾向で、GALAXY Note II、DIGNO Sが86%という残量。AQUOS PHONE ZETAも80%台。各機種ともテザリングは画面を消灯できるため、ウェブブラウジングより電池の消費も少し抑えられている。

ディスプレーを切っていれば、テザリングのようにかなり負荷が大きい処理をしていても、バッテリーは案外持つ。容量が素直に利く印象だ

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