5万円前後でこの性能なら納得!?
BDレコの最強お買い得モデルはパナソニック「DMR-BWT630」
テレビと来れば次に欲しいのはBDレコ。価格の下落も進んできていて、今やシングルチューナーのエントリー機ならば2万円台から手に入る。とはいえ、AV機器を普通に使える人には、チューナー数は2つ以上でUSB HDDの増設もできるモデルがおすすめだ。
お手頃な価格帯を考えると5万円くらいになるだろう。同価格帯を見ていくと東芝の「DBR-Z320」(2チューナー、HDD1TB)やシャープ「BD-T1100」(3チューナー、HDD1TB)あたりがなかなかお買い得だが、中でも魅力的なのはソニーの「BDZ-EW1000」(2チューナー、HDD1TB)。
理由はソニーの秋モデルで新採用された「もくじでジャンプ」機能。これは、録画済みの番組の見どころやシーンごとの主な内容をネット経由で入手して表示する機能で、例えばニュース番組の興味ある話題だけを手軽に頭出しして視聴できる。
そんな強力なライバルがひしめくなかで、筆者がもっとも注目したのが、パナソニックの「DMR-BWT630」だ。
動作がサクサクで快適動作!
こちらも2チューナー、HDD1TBという仕様で、価格は当初の8万円前後から、今では最安で5万円前後にはまで落ちてきている。注目はシステムLSIがデュアルコア1GHzの「新ユニフィエ」に変わったこと。おかげで番組表の表示やスクロール、さまざまな操作のレスポンスが抜群によくなり、実に快適に使えるようになっている。
新機能としては、番組表だけでなく、内蔵HDDやUSB HDDの検索も可能な「スマート検索」の採用がある。かんたんなカテゴリー選択だけで該当する番組を自動録画する「かんたんおまかせ録画」も採用した。
このほか、多彩な動画配信や各種サービスを楽しめるネットワーク機能「ビエラ・コネクト」に対応。上級機譲りの高画質・高音質機能も備えている。
BDソフト再生の画質は圧巻!
上位機種に迫る実力が5万円前後で……
本機の最大の魅力は画質と音質だ。同じ「新ユニフィエ」搭載でHDD容量が500GBとなる「DMR-BWT530」と比べて、明らかに1クラス上の実力を持っている。
テレビ番組を見てみると、精細感の高さも不満がないし、S/Nが良いため細かいところまでよく見える。地デジで目立つデジタルノイズに対しても、細かく調整できるようになった映像調整で、各種のノイズリダクションを使って抑えることができる。
圧巻なのはBDソフトの再生で、情報量の豊かさや色再現の緻密さなどは上級機に迫る実力だ。音質も力強い重厚な鳴りで、映画の迫力ある再生も申し分ない。
同社には40万円近い価格の最上位機もあり、これも画質・音質は別格だが、そこまではいかなくても、なるべく画質・音質にはこだわりたいというならば、本機はベストなバランスのモデルと言える。
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