左右端が丸みを帯びて持ちやすい
「横持ち」が基本のデザイン
ARROWS Tab Wi-Fi WQ1/Jの筐体は、左右端が丸みを帯びており、それが背面や表面にも及んでいるため半月形状になっている。背面のマットのような処理も加えて持ち心地はとてもいい。これは、特に横持ち時の持ちやすさを重視したもので、手の平に突き刺さる感じを抑える効果があるほか、ななめから見たときに薄く見える効果もある。
縦持ちにした場合はというと、丸みを帯びた部分がないため、持ち方によっては突き刺さる感じがする。ただし、両手で持つ場合は、手の平に触れず指で挟んで固定する持ち方が多いため、あまり気にならないだろう。
縦持ち時の側面(横持ち時の天面)をよく見ると、少しだけへこみが設けられているのが分かる。最初はデザインによるものと思っていたが、どうやら片手持ち時に指を引っかけるためにあるようだ。また、卓上など平らな場所に置いた状態から持ち上げるときの引っかかりとしても便利。自宅など屋内では横画面での運用が基本となるはずだが、屋外などの場合は縦画面で片手持ちということもあるため、こういった細かい配慮はうれしい。
発色良好で見やすい、広視野角IPSパネルを採用
ARROWS Tab Wi-Fi WQ1/Jのベゼルは上下左右ともに約22mm。最近のタブレットにしては広いように思えるが、ARROWS Tab Wi-Fi WQ1/Jは防水(IPX5/7/8)および防塵仕様(IP5X)のため、手や筐体が濡れた状態や汚れた状態で持つユーザーが想定される。その際にしっかりと持って保持する必要があるため、狭額仕様ではなく、指を乗せる分のスペースを用意しているのだろう。
パネルは、IPSの光沢仕様で解像度1366×768ドットだ。視野角が広く、発色も良好で不満のないものだ。タッチ感度もよく、Windows 8独特の新たなユーザーインターフェース画面を快適に操作できる。
具体的に色味を見てみると、気持ち青色が強くなっているものの、写真のプリチェックをしてみたところ、その点だけ意識しておけば問題ナシといった具合。フォトパネルとしての活用も視野に入れられるし、動画を楽しむの場合も美しい色合いで楽しめるだろう。この辺りは好みの影響が大きいため、実機に触れる機会がある場合は、デスクトップの壁紙で色合いを確認してみるといい。
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