丸みを帯びた三角形のユニットで迫力サウンドを再生
まずは、三角錐をベースにしたモダンなデザインが印象的なPrismaBTからチェックしていこう。PrismaBTは、Bluetooth 2.1+EDR規格に対応したワイヤレススピーカーで、サテライトスピーカー2基、サブウーファー1基に、ワイヤードのリモコンを付属した製品構成。
サテライトスピーカーも、サブウーファーも、丸みを帯びた三角錐の先端部分をカットしたような外観デザインをしていることが特徴。もちろんワイヤードリモコンも丸みを帯びた三角形をしている。デザインに統一性があり、シンプルながらもスタイリッシュで、同じ筐体の有線モデルがCESでデザイン賞を受賞したこともあり、デザイン性に関しては折り紙つきだ。
デザイン性をチェックしたところで、つぎはスピーカー性能を確認してみる。2基用意されたサテライトスピーカーは、高音域を再生する直径19mmのシルクドームツイーターと中音域を担当する直径70mmのスピーカーユニットを内蔵。最大出力は9Wで、再生周波数帯域は190Hz~20kHzだ。2つのスピーカーユニットで高音域から中音域まで、まんべんなくカバーしている。一方のサブウーファーは、直径131mmのユニットを搭載し、最大出力は30W。再生周波数は50~130Hzと低音域をキッチリと再現する。ノイズの少なさを示すS/N比は85dB以上と若干小さめではあるが、デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンなどの楽曲を再生するなら許容範囲と言える。
また、接続用のインターフェースには、Bluetoothのほか、3.5mmのステレオミニジャックも装備しており、市販のケーブルでも簡単に接続できる。友人などが遊びに来たとき、急遽、本製品で音楽を聴きたいといった場合でも、手っ取り早くケーブルでつなげることも可能というわけだ。
さて、お待ちかねの音質チェックだ。手持ちのタブレット端末と接続して、MP3化してある楽曲を再生する。まずは、クラシックの楽曲を再生。とくに高音域の伸びが良く、ピアノの音色などは、滑らかな印象だ。おつぎはロックの楽曲を再生してみる。さきほどとは一変して、ドッシリとした低音域がガッチリ再現されていて迫力を感じられる。もちろん、ボリュームを最大限に上げても音割れすることもなかった。
唯一、気になったのはリモコンがワイヤードな点だが、ケーブルの長さは約1.8mあるので、離れた場所からでも操作はできる。
プリンストンテクノロジーの直販サイトでは1万9800円とお手頃な価格で販売されており、値段的に考えれば十分にお買い得。デジタルオーディオプレーヤーやスマートフォンはもちろん、PCやタブレットなどで、しっかりした音楽を聴きたい!といったユーザーにはうってつけの製品である。
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