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T教授の「戦略的衝動買い」 第223回

24金メッキのiPhone 5バンパー「Alloy x Wood」

2012年12月19日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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筆者がオープニングに使っている我が家の愛犬の壁紙は、ゴールドのフレームにマッチしているのだろうか? ゴールドはやはり周囲との組み合わせが重要であることが理解できる

 patchworksのAlloy x Wood Bumperは、iPhoneの保護目的で適当なバンパーを探しているユーザーが、価格性能比を論ずる商品ではないだろう。右を見ても左を見てもみんな同じiPhoneの世界で、自分のiPhone 5だけがひときわユニークな存在になることに喜びを感じる人だけが購入すればいい、極めて間口の狭いセグメントの商品だ。

やはりカメラ・レンズの周囲のエグリは、どうみても今後の改善が求められるだろう

patchworksの金属のエンブレムは初めからスキンに張り付いているが、筆者はウッドのスキンとのマッチングが納得いかず、すぐに剥がしてしまった

 商品を購入することで得られる超個人的な満足感に、支払える金額の大小は人それぞれなので、必ずしも安価を志向する必要はないだろう。将来はパッケージを以前のモノより贅沢にして、オーナーカードを普通のクレジットカード型のプラスティック製にアップグレード、ウッドのスキンは貼るのに失敗しても、追加で適価で買えるオーナーの特典サービスとする。

今まで、身の回りのモノにはゴールド系は持っていなかったので、シルバー系のモノとのマッチングをやってみようとチャレンジしたが、予想どおりなかなか難しい……

 そして、これらの追加コストの収拾策として、販売価格を今より3000円程上げて、3万2400円程度にするのはどうだろうか? 今のモデルを買うユーザーなら相変わらず購入するだろうし、所詮「バンパー」、元々買わない人達はどう転んでもこの価格帯のバンパーを買うとは思えない。Alloy x Wood Bumperは、目指すべき商品の方向と顧客層、その顧客が考えるサービスや豪華さの程度、そして価格政策が一致していないところが少し心配な商品だ。

数少ないゴールド系のボールペンと並べてみたが、今度は価格差がありすぎる……やはりゴールド系は今の日本の生活環境を考えた場合、周囲とのマッチングが難しそうだ。だが、チャレンジする楽しみがひとつ増えた

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Alloy x Wood Supernatural Bumper(iPhone 5用)
価格:SHOWCASE(秋葉原)にて2万9400円で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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