オンボードサウンドの音質にこだわったMicro ATXマザー
BIOSTAR「Hi-Fi A85S3」
製品情報:http://www.biostar.com.tw/app/en/mb/introduction.php?S_ID=625
実売価格:8000円前後
「Hi-Fi A85S3」は、オーディオ・ホームシアター向けをうたう、AMD A85Xチップセット採用のMicro ATXマザーボード。サウンド用独立電源回路、高性能オーディオ用コンデンサー、金属酸化皮膜抵抗などの高品質コンポーネントを採用することでノイズを抑制し、アナログスピーカーやヘッドフォンによる優れたオーディオ再生を実現する。
また低RDS(on)MOSFET採用の5フェーズ電源回路や長寿命固体コンデンサーなど、品質面でも抜かりなく、リビング向けのコンパクトなHTCP用に最適。実売価格も8000円前後と安価なことから、ローエンドの「A6-5400K」や「A4-5300」と組み合わせるといいだろう。
「Ultra Durable 5」準拠の低発熱マザーボード
GIGABYTE「GA-F2A85X-UP4」
製品情報:http://www.gigabyte.jp/products/product-page.aspx?pid=4343
実売価格:1万3000円前後
AMDプラットフォームでは初めて「Ultra Durable 5」に準拠した「GA-F2A85X-UP4」は、電源回路に高効率かつ低発熱なInternational Rectifier製ICチップ「IR3550 PowIRstage」と大容量フェライトチョークを採用したハイエンドモデル。
基板上には、クイックスイッチやLEDインジケーターが実装され、外部クロックジェネレーターも用意されるなど、オーバークロック用途を強く意識した製品だ。GIGABYTEの「OC修理保証」にも対応しており、万が一オーバークロックで製品が故障した場合でも1年間の無償修理保証が受けられる点も見逃せない。
加えて、新開繊クロス式PCB、静電気放電やサージに強いICチップ、耐久性に優れる固体コンデンサーの採用など、通常運用での耐久性も高められており、普段使いからオーバークロック用途まで幅広く対応するオールマイティな1枚だ。
機能充実のMini-ITXマザーボード
MSI「FM2-A75IA-E53」
製品情報:http://jp.msi.com/product/mb/FM2-A75IA-E53.html
実売価格:9000円前後
「FM2-A75IA-E53」は、Socket FM2では珍しいMini-ITXマザーボード。チップセットはAMD A75で、SATAポートは内蔵4ポート、外付け1ポートの5ポート構成。さらにギガビットイーサネット、Wi-Fi802.11 b/g/n+、Bluetooth 3.0+HSによるネットワーク機能も実装されるなど、コンパクトながら充実した機能を搭載する。
また、Mini-ITXマザーボードにありがちなTDP制限もなく、現在発売されているすべての第2世代APUをサポート。電源周りのコンデンサには高耐久タンタルコンデンサー「Hi-c CAP」を採用し、CPUやメモリーを自動的に判別して最適なオーバークロックを行なう「OC Genie II」にも対応するなど、コンパクトかつハイスペックなPCを構築することができる。
コストパフォーマンスを重視するなら
「Trinity」シリーズで決まり
元々AMD Aシリーズがエントリーからミドルレンジをカバーするプラットフォームということで、マザーボードもコストパフォーマンスに優れる製品が揃うSocket FM2。グラフィックス性能もこのクラスを利用するユーザーにとっては必要十分で、コスト重視派にはとても魅力的なプラットフォームだ。
さらに、倍率可変のKモデルも2コアの「A6-5400K」なら6000円前後、フラグシップの「A10-5800K」でも12000円前後から購入可能なため、オーバークロック入門用としてもおもしろい。Trinityでは、Piledriverコア採用により、オーバークロック耐性も上がっていることから、定格動作とはまた違う自作の楽しみを味わうことができるだろう。
次回はAMD FXシリーズで
ハイエンドPC自作に挑戦
次回はAMDの主力CPU「AMD FX」シリーズを紹介しよう。8コアが生み出すパワーを遺憾なく発揮できるハイエンドPCを自作していきたい。
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