このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

マイクロソフト・トゥディ 第24回

「Windows 8」発売から約50日経過、その普及戦略は?

2012年12月13日 11時00分更新

文● 大河原克行

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Windows 7搭載PCの販売が、
なぜWindows 8の普及につながるのか

 では、なぜ、Windows 7搭載PCの販売が、Windows 8の普及につながるのか。

 これには、日本マイクロソフトのキャンペーンが見逃せない。というのも、日本マイクロソフトは、Windows 7搭載PCの購入者を対象に、2013年1月31日までの期間限定で、1200円でWindows 8にアップグレードできるというキャンペーンを実施しているからだ。さらに、OfficeがインストールされているPCであれば、最新版となるOffice 2013が発売された時点で、無償でこれをアップグレードできる。

量販店店頭ではWindows 8のパッケージの展示にも力が入る

 Windows 8を普及させるための重要な施策というのは、こうしたキャンペーンが組み合わさっているからなのだ。

 Windows 8への1200円でのアップグレードサービスは、出血大サービスともいえる価格設定であり、Windows 8の普及に向けて、日本マイクロソフトが仕掛けた戦略的なものではないかとも感じてしまう。

Windows 7搭載PCを購入するとWindows 8に1200円でアップグレードできる

 関係筋によると、Windows 7搭載PCは、あと2週間程度は市場に在庫があるとはいわれているものの、すでに最新モデルはWindows 8搭載モデルとなっており、いつ在庫が尽きてもおかしくない状態にある。

Windows 8搭載PCの販売比率の拡大はこれからか

 もし、最も安く新たなPCでWindows 8環境を手にしたいというのであれば、早めに量販店に駆けつけて、Windows 7搭載PCを狙ってみるのもひとつの手だ。


■関連サイト

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン