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T教授の「戦略的衝動買い」 第222回

スマホで十分と思った矢先に「GALAXY Camera」を衝動買い

2012年12月12日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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初心者にもわかりやすい撮影時のヘルプ
Dropboxとの同期が快適

 では、実際に撮影してみよう。撮影モードは「自動」「スマート」「エキスパート」の3種類があり、両手持ちであれば、液晶画面右端に表示される「モード」ボタンを右手の親指で楽に選択、設定が可能だ。

 スマート撮影モードでは、撮影したいシーンに応じて15種類のプリセットから選択できる。シーンの設定は、観覧車のように回転するユーザーインターフェース(UI)と、一覧性に優れたアルバムイメージで、選択したいシーンが一度に見られるUIの2種類から選択できる。

撮影の「スマート」モードは、最適な撮影目的スタイルを選択して、設定できる

「スマート」モードでは全部のモードを一覧できる表示スタイルも選べる

 デジカメ達人のためのエキスパートモードでは、レンズのイメージのUIが採用され、細かな設定をお好みで選択可能だ。自動モードを除くスマートモードとエキスパートモードでは、各設定選択時にバルーンヘルプが表示される。カメラ初心者の私などは、このヘルプを読んで理解して進むことで、カメラの基礎が勉強できてしまった。

「エキスパート」モードでは、マニュアル的な設定や選択をフレキシブルに選択できる。バルーンヘルプを同時に表示できるので、初心者にも使えるUIだ

多くの場面でバルーンヘルプが支援してくれるので、操作で悩むことは少ない

 多くの設定画面は、液晶画面に写っている被写体の画像上に、半透過型のイメージでオーバーレイされる。設定変更がリアルタイムで被写体の表示に反映されるので、設定の効果を撮影者が即座に理解できるので極めて便利だ。

 標準搭載の撮影効果ツールは、普段は液晶画面の下側に隠れている。指先でタップすると表示されて、現在撮影中の被写体にリアルタイムで、セピアやモノクロ、白黒反転、レトロ、コミックなど、全部で13種類の色彩レタッチ効果を選択できる。

高速CPUを活用して、撮影前、リアルタイムに被写体のレタッチ処理が選択できる。これは素晴らしい

例えば、「セピア」カラーでの撮影結果を撮影前に見られる

デジタルカメラの基本設定も撮影中に簡単に変更できる

動画の設定も細かにできる。中でもスローモーションはなかなか面白い

 Android 4.1.1を搭載したGALAXY Cameraは、ごく普通のスマホのようにGmailの送受信も、ウェブサーフィンも快適にできる。撮影データはmicro SDカードに収録されるが、Wi-Fi経由でクラウドストレージサービスのDropboxの「カメラアップロード」フォルダーに、自動的にアップロードされている。

撮影した画像は即座にWi-Fiを介して、自動的にオーナーのDropboxの「カメラアップロード」フォルダーにアップロードされる

 筆者の場合従来は、デジカメからmicro SDカードを抜き出して、モバイルPCのSDカードスロットにサイズ変換アダプターを介して挿入。そして撮影データを読み込んでいた。GALAXY Cameraを使うようになってからは、micro SDカードの抜き差し操作は皆無となり、撮影後すぐにパソコンでDropboxを開くだけの便利な操作となった。

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