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これは入れたいWindows 8の新定番アプリ特集 第1回

さすがにデキがいい マイクロソフト製Windows 8アプリ

2012年12月10日 12時00分更新

文● 小林哲雄

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OneNote

タッチによる手書き入力でタブレットでも文字入力が可能。カメラ撮影やウェブページのクリップもでき、デジタルノートとしての使い道は広い

価格 無料
ストアカテゴリ 仕事効率化
年齢区分 12歳以上
発行者 マイクロソフト
プラットフォーム x86/X64/ARM
使用する項目 ウェブカメラ・インターネット接続

 マイクロソフトはデジタルノートアプリの「OneNote」を、2003年から提供していたが、かつてはせいぜい「知る人ぞ知るアプリ」という程度の存在だった。Office 2010からは、プレインストール採用も多かった「Office Home and Business 2010」に含まれるようになったので、導入するユーザーも増えた。

 デジタルノートアプリでは「Evernote」が広く普及している。これの対抗馬というわけではないが、OneNoteもiOS版やAndroid版、Windows Phone 7.5版が提供されている。iOSやAndroidのOneNoteは、ノートの最大数が500と制限されているが、ストアアプリ版にはそうした制限はなさそうだ。

 OneNoteはOfficeスイートの一員であるが、ストアアプリ版はOfficeをインストールしていなくても利用できるのがうれしい。ちなみにストレージとしてSkyDriveを使うので、OneNoteを使う際にはマイクロソフトアカウントでログインするのが望ましい(ローカルアカウント使用時でも、アプリ側でログインすればいい)。

 ストアアプリ版のOneNoteは、デスクトップ版と比較すると簡略版になっている。Windows 8での利用を考えると、手書きを書き込むインク機能が使えないのは困る(手書き文字入力はできるが、自由描画や後から変換はできない)。また、OneNote登場時のウリであった音声入力や動画入力も、現時点ではできない。Surfaceに入っている「OneNote 2013 RT」でもできないようなので、こういう仕様に変わったのかもしれない。現時点では自由文や箇条書き、ウェブ画面のクリップ、カメラによる撮影と言った利用方法になるだろう。

OneNoteのウリであった、手書き入力(インク機能)と後からの変換がサポートされていない。今後の対応に期待したい

 一方で、ビューワーとしてはそれなりによくできている。ライバルのEvernoteもストアアプリ版は標準テキストのみしか入力・編集できないので、トータルで見るとOneNoteの方ができがよいだろう。だが、どちらも「まだまだこれから」という感はある。

Minesweeper

新しいゲームモード「アドベンチャー」が加わった「Minesweeper」。ライフ0になるまで進め……ありゃ? 鍵がないから先に進めない。アイテム探しに戻らないと

価格 無料
ストアカテゴリ ゲーム パズル
年齢区分 なし
発行者 マイクロソフト
プラットフォーム x86/X64/ARM
使用する項目 インターネット接続

 日本でWindowsが使われるようになったWindows 3.1の頃から、標準ゲームアプリといえば「マインスイーパー」だ。おなじみのゲームなので説明不用と言いたいところだが、Windows 8では標準アプリではなくなり、「Xbox Games」の一種として、ストアアプリになっている。

 盤面サイズは初級(9×9)/中級(16×16)/上級(30×16)/カスタム。それ以外に、毎日3種類のゲームを行なう「日替わりチャレンジ」とダンジョン探検風のアドベンチャーモードが用意されており、特にアドベンチャーは「ライフ0になるまでどこまで潜れるか?」という要素が入っており、結構ヤミツキになる。

 WindowsにおけるMinesweeperは、本来はマウスの練習ソフトとして存在するものだった。Windows 8でのMinesweeperも例外ではなく、素早いタッチ操作の練習ソフトとしても優れている。

 タッチで開く、長押しで旗立て、2本指でズームして、マス目を下にスライドすると旗を付ける「スワイプ旗付け」(オプション設定必要)や、数字の数だけ周りに旗を立てた状態で、数字を下にスライドすると周りすべてを開ける「コード」といった、タップ操作だけで素早くゲームができる機能も用意されている。

Minesweeperのヘルプ画面。スワイプ旗付けやコードをオンにするとタッチ操作でもかなり素早く解くことができる。マス目の多い上級モードではピンチイン/アウトとパニングも必要

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