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国内シェアトップ「デル」が挑む新戦略に迫る 第2回

シネスコ映画鑑賞から漫画喫茶のペアシートまで!? 使い方は自由自在

19インチ2枚分の超ワイド!デルの21:9液晶「U2913WM」

2012年12月19日 11時00分更新

文● 村山剛史/ASCII.jp編集部

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コスト機能の両面から業界を先取り!
使ってみてスグ分かる、超ワイド画面の魅力

 U2913WMのアスペクト比21:9は一般的な16:9や16:10のパネルと比べて、大幅にワイド。一見すると異質に感じるが、実際は合理的に考えられた比率だ。

 簡単に言えば従来のスクエア液晶(SXGAの5:4)を横に2枚並べた超ワイド画面だと考えればいい。29型というサイズも19型ディスプレーを2つ並べたのとほぼ同等。つまり、デュアルディスプレーを1枚の液晶で実現できると考えればいい。

 ではこの広大な画面をいかに使うべきか? 編集部では以下の3シーンを考えてみた。

(1)複数のアプリ(ウィンドウ)を立ち上げながらの作業

デュアルディスプレーの利便性を推し進めたU2913WMならではの使い方と言える

(2)シネスコサイズがピッタリ収まる映画鑑賞

画面いっぱいにシネスコサイズの映画を映せるのは特筆すべき特徴だ

(3)1画面を2人で使う!?

左で動画鑑賞、右でウェブ閲覧のような1台2役も楽々!?

あなたは覗き込み派? それとも見上げ派?

 スタンドの可動域は思いのほか広い。画面を左右に回せるほか、下画像のように、画面を最下部まで引き下げたうえで覗き込む形や、逆に最上部まで上げきって若干見上げる形も可能。個々人の使い道や癖に合わせたセッティングが自在だ。

画面を覗き込むセッティング

逆に画面を見上げるセッティング


“真デュアルディスプレー”が欲しいならU2913WM一択だ!

 最もオーソドックスかつ有効な使い方は、デュアルディスプレー環境のグレードアップだ。2枚置きの場合はどうしてもベゼルが気になってしまうが、U2913WMなら2枚分の画面を1台で賄える。デュアルディスプレー最大の敵である、目線のド真ん前に位置する2枚分のベゼルが取り払われた状態。これはちょっとした革命と言っても過言ではない。

 そして最低でもスタンド1本分のスペースが空き、ベゼル2本分横幅も小さくなり、ケーブルも1本になるなど、見た目もスッキリ。机上の使い勝手も増して一石二鳥だ。

「Easy Arrange」機能で2分割したU2913WMの画面。各ウィンドーは自動的にそれぞれの枠いっぱいまで広がる。一度体験してしまうと、二度と戻れなくなりそうな快適環境だ

 そして、デルの純正ユーティリティー「Dell Display Manager」の「Easy Arrange」機能を使えば、U2913WMの画面を任意に分割して、それぞれ個別のウィンドーを当てはめて使うこともできる。

 ブラウザーと資料PDFを開いて原稿執筆するなら3分割すればいいし、トレードが趣味なら6分割してチャートを複数開くなんて芸当も容易だ。2560×1080ドットを無駄なく使いたい人にぴったりだ。

Easy Arrangeでは、ウィンドーのレイアウトを19種類から選べる

 使い方もいたって簡単。まずDell Display Managerを立ち上げてEasy Arrangeタブから任意のレイアウトを選択。すると画面に該当レイアウトに沿った黄色の枠線が現われるので、それぞれの枠内に表示させたいウインドーをドラッグ&ドロップしてみよう。

 その枠内いっぱいにウインドーが全画面表示されるはずだ。それを枠の数だけ繰り返せば、U2913WMの画面を無駄なく使用したレイアウトが完成する。せっかくの2560×1080ドット、有意義に使いたいものだ。

 Dell Display Managerはこのほかにも、アプリケーションごとに画面のプリセットを自動的に切り替える「自動モード」など、かゆい所に手が届く機能が揃っている。どうしても忘れてしまいがちな純正ユーティリティーだが、U2913WMを100%活用したいならぜひインストールしておこう。

Dell Display Managerの自動モードを使えば、「Media Player使用時は“映画”、ブラウザー使用時は“マルチメディア”に」といった具合に、アプリケーションごとに画面プリセットを設定できる

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