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Apple Geeks 第97回

「iPhone 5」だけで年賀状宛名印刷を完結させる

2012年12月09日 11時00分更新

文● 海上忍(@u_shinobuTELAS

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「筆まめアドレス帳」の使い方はカンタン

 「筆まめアドレス帳」の使い方は、至ってシンプル。データは「連絡先」そのもの、インターフェイスもほぼ同一なため、操作に違和感はない。宛名印刷の対象にする人物を選び、現れたメニューで「印刷する」をタップするだけだ。

「連絡先」の住所・氏名データは、「筆まめアドレス帳」で読み取り、宛名印刷のデータとして使用できる

 というわけで、かなりあっけないほど簡単に宛名印刷にこぎつけた。もちろん印刷には(AirPrint対応の)プリンターを利用するが、名刺の読み取りから宛名印刷の実行までに利用したのは、1台のiPhone 5だけだ。

 もっとも、「筆まめアドレス帳」のターゲットは個人/家庭用らしく、宛名に会社名・部署名を挿入する部分は見当たらなかった。フォントは4つの書体から選べるなど凝っているが、ビジネスで使うにはもう一声、という印象を受けた。

フォントは4つの書体から選択可能。450円でここまでできれば御の字か?

レイアウトは縦/横が選べるうえ、差出人も表面に印刷できる。夫妻の名前を連名にすることも可能だ

 とはいえ、ここまでの処理をiPhoneで完結できることは、改めて考えるとインパクトが大きい。PCでこの一連の作業をこなす場合、スキャナで名刺を取り込み、OCRソフトで処理をして、宛名印刷ソフトを使い差し込み印刷……という複数のステップを踏むうえに、コストもかさむ。今年の宛名印刷、iPhoneだけで済ますのは十分アリ、と思うがいかが?


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