Apple Geeks 第97回

「iPhone 5」だけで年賀状宛名印刷を完結させる

iPhoneだけで名刺から宛名印刷!

　名刺撮影／スキャンアプリはいくつかあるが、ここでは「WorldCard Mobile - 名刺認識管理 」を利用することとした。認識精度の高さに定評があり、無償の「WorldCard Mobile Lite - 名刺認識管理」でも初回に5枚（翌週以降は毎週1枚）を「連絡先」に登録できるなど、試しやすさもある。

名刺撮影／スキャンアプリ「WorldCard Mobile」（1200円）で名刺を撮影、内蔵のOCR機能でテキスト化した

	WorldCard Mobile - 名刺認識管理
	価格	1200円	作者	Penpower Technology Ltd.
	バージョン	5.2.0	ファイル容量	30.5 MB
	対応デバイス	iPhone 3GS以降、iPod touch（第3世代以降）、iPadシリーズ	対応OS	iOS 4.3以降

	WorldCard Mobile Lite - 名刺認識管理
	価格	無料	作者	Penpower Technology Ltd.
	バージョン	5.2.0	ファイル容量	30.5 MB
	対応デバイス	iPhone 3GS以降、iPod touch（第3世代以降）、iPadシリーズ	対応OS	iOS 4.3以降

　ちなみに、このアプリにたどりつく前に、他の名刺撮影／スキャンアプリもいくつか試している。最右翼だったのは「Eight -つなげて育つ名刺帳（名刺認識管理、名刺交換）」で、撮影した名刺をオペレーターが人力でテキスト化する正確さがウリだ。しかし、現在のところ対象は人名とメールアドレス、会社名と電話番号程度で、住所はテキスト化の対象にならない。データをエクスポートする機能もないため、宛名印刷への流用は難しいと判断した。

	Eight -つなげて育つ名刺帳（名刺認識管理、名刺交換）
	価格	無料	作者	Sansan, Inc.
	バージョン	3.5	ファイル容量	15.4 MB
	対応デバイス	全機種	対応OS	iOS 4.3以降

　「WorldCard Mobile - 名刺認識管理 」は、OCR（光学文字認識）の手法により名刺上の情報をテキスト化するため、ある程度の誤認識は避けられない。しかし、某ASCII.jp編集部員の名刺（名前部分は筆者のものに置き換えた）を取り込んだところ、「ASCII.jp編集部」が「ASCII-IP編集部」だった程度で、電話番号や住所、メールアドレスやURLに誤りはなかった。他の名刺についても、認識率は95%以上といったところで、納得できるレベルといえる。

「WorldCard Mobile」でASCII.jp編集部の名刺を取り込んだところ、アルファベットの大文字・小文字を判別ミスした程度だった

　OCRでテキスト化した情報は、わずかな操作で「連絡先」へ登録できた。こうなれば、前頁で触れたアプリ「筆まめアドレス帳」の出番で、あとは無事に印刷できるかどうかという話になる。