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マイクロソフト・トゥディ 第23回

学生支援プログラム、「Windows Ambassador」とは何か?

2012年12月06日 11時00分更新

文● 大河原克行

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多くの人に直接触ってもらうことで、
Windows 8の魅力を伝えることにこだわった

 Windows Ambassadorの代表(クルーリード)である社 翼さん(早稲田大学4年)は、「Windows 8は、口で説明するよりも、実際に体験してもらった方が分かりやすい。キャンパスツアーでは、なるべく多くの人に直接触ってもらうことで、Windows 8の魅力を伝えることにこだわった」と語る。

Windows Ambassadorの代表、社 翼さん

 実際、その狙いは、大きな成果となって表れている。

 Windows Ambassadorでは、キャンパスツアーでWindows 8を体験した大学生を対象にアンケートを実施している。

 11月10日まで行なった7校のキャンパスツアーで、実際にWindows 8を体験した1013人に対して、Windows 8に対する気持ちを1〜7までの7段階で評価で表してもらった。その集計によると、「Windows 8に対してどんな印象を持っているか」という問いに対して、体験前には中間となる「4」が多かったが、体験後には「6」「7」と回答する大学生が増加するという結果が出た。

 具体的には、「6」「7」と回答した人は体験後には52%増加。「4」とした人は36%も減少したという。

 同様に、「Windows 8は革新的」とした設問には、体験前と体験後で「4」の回答者が25%減少。「6」「7」と回答した人は37%も増加した。

 加えて、「Windows 8を他の人にも勧めたいと思いますか」という設問では、体験後には「4」が23%減少し、「6」と「7」の回答が31%増加するという結果も出ている。

 このように、Windows 8は体験することで、劇的にその評価が変化することが浮き彫りになった。

 まさに、Windows Ambassadorが狙った通りの成果が出ているといえよう。

 今後Windows Ambassadorでは、Windows 8アプリを活用している女子大生を対象としたWindows 8女子会の開催や、就活生向けや新入学生向けのWindows 8の活用方法の紹介を計画。また、Windows 8の認知度向上を目的とした学生参加型イベントの開催を企画しているというが、いずれもWindows 8の体験を前提とした取り組みになるのだろう。

 この大学生たちの取り組んだ成果は、実際のマーケティング活動にも反映できるといえそうだ。


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