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世界初の技術がグローバルビジネスを牽引する

「暗闇でも人物」や「100個同時センシング」などNECのR&D

2012年12月06日 06時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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100個以上を同時センシング!見えないところまで

 もう1つの新発表は、100個以上の商品を同時に識別し、種類、位置、個数などを把握できるセンシング技術。こちらはコンビニやスーパーなどの流通・小売り業者の利用を想定しており、在庫管理や需要予測を効率的に行なうDCM(Demand Chain Management)の高度化を実現するという。

ペットボトルや缶の陳列棚を用意。手前のカメラで商品数などをリアルタイムに識別

 こちらは画像から特定の物体を識別する画像認識技術がメインになっている。画像から特徴的な部分を抽出し、高速に分類。バーコードやICタグを用いず、画像に写った商品を同時に識別できる。今回はこの技術をペットボトルと缶に適用し、同時識別可能な商品を100個以上にまで拡大したという。

 さらに弱い電波を出す特殊なシートを開発し、商品棚に設置。シート上に置かれた商品がシートの電波を遮ることを利用し、棚の奥など見えにくい場所にある商品の個数まで正確に検知する。従来、画像認識だけでは、写真に写らない部分を識別できなかったが、この「プレゼンスセンシング」の技術により、商品の有無だけではなく、購買者が手に取った/戻したという情報を得ることができる。購買者が購入を躊躇しているデータというのは、小売りのマーケターであれば、ノドから手が出るほどほしいデータであろう。

マス目の中にある水色の部分が商品が取り出された箇所になる

 おもに今後伸長著しい新興国の小売り市場などを想定しているとのこと。ビッグデータのエッジにあたるセンサーにおいて、注目したい技術といえる。

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