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iOSにも一部対応した「ノートン モバイルセキュリティ」を発表

2012年12月05日 20時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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 シマンテックは5日、モバイル製品向けのセキュリティソフト「ノートン モバイルセキュリティ」の最新版を発表した。今回の製品ではiOSのサポートを開始したほか、連絡先のバックアップ機能が追加されている。

モバイル製品向けのセキュリティソフト「ノートン モバイルセキュリティ」の最新版ではグレーウェアの対応を強化している

 セキュリティ面では従来のマルウェアなどの検知のほか、新たに問題があるともないとも判断がつきかねる「グレーウェア」と呼ばれるアプリのスキャン機能を強化している。例えば広告を通知領域に表示するものや、ブラウザのブックマークを変更するものなど、必要以上にアクセス権を要求するアプリを事前に検出するため、インストールする直前に危険性を判断できるとしている。

 また今回の製品では連絡先のバックアップ機能を用意しており、定期的なバックアップができるほか、ノートンアカウントで管理されているAndroidとiOS間で連絡先データの復元も可能だ。バックアップは複数作成できるため、日時を設定しての巻き戻し復元もできる。

今回の製品では連絡先のバックアップをAndroidとiOS間で共有できるため、乗り換えする際には大変便利。またバックアップは、端末名で管理可能だ

 そのほか端末紛失時に、端末の所在位置の検索やデータの消去、本体のロック機能などを提供する盗難対策機能(Webプロテクション)もiOSに対応。ただし3G/LTE回線を使用できる端末でないと端末所在位置の検索はできないようになっているため導入を考えている人は注意が必要だ。

3G/LTEの回線に接続できない端末はこのように表示される項目が少なくなる。画像はWi-Fiにしか対応していない「Nexus 7」にインストールしたもの

盗難対策は、デバイスのロックのほかMapと連携した端末検索機能、端末のデータ消去など充実している。いざというときに役立つはずだ

 対応OSはAndroid2.2~4.0、iOSは4.3~6.0、インストールには10MBの空き容量が必要。対応キャリアはNTTドコモ、au、ソフトバンク、イー・モバイルで、Webプロテクション機能を利用をするにはAndroid 4.0以前に搭載されているAndroid標準ブラウザが必要となる。価格はオープン(推定実売価格:1年版2980円、2年版5480円)となっており、Google Playストアからのダウンロード購入も可能だ。

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