── タブレットが非常に大きな武器になるという事例ですね。
エプリング 「iPadはもちろん、タブレットはポストPCへと変革を促すデバイスだと思っています」
── iPad miniを使った事例はあるのでしょうか?
ジェイコブソン 「iPad miniはiPadの凝縮版という位置づけなので、当然できることは同じです。最近出たばかりなので、我々としてもどう展開していくか楽しみにしています」
世界最大の製薬会社では電子書籍として使われている
── 最近、メーカーの製品カタログをスキャンしてインタラクティブに見せる、電子書籍型のカタログが増えています。FileMakerはそういった使い方もできるのではないでしょうか。
ジェイコブソン 「先ほどお話したヘンリーシャインの事例はiPadという製品カタログを持って、お客様とやり取りするという意味では、似ていると思います」
エプリング 「FileMakerはお客様からの要望もその場でキャプチャできるので、スキャンして電子書籍のように見せるより便利です。また、営業向けの様々な印刷物にかかるコストが削減できますよね。
ただ、電子書籍のような使い方もあります。マークという世界最大の医薬品会社では、使われている用語が非常に複雑で、全てを覚えるのは困難です。そこで、FileMaker Goのソリューションを使い、iPadやiPhoneで見られる用語集を電子書籍型で作りました。社内での会話がスムーズにいくようになったそうです」