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油圧式変形機構が魅力!「VAIO Duo 11」ロードテスト 第3回

店頭販売向けの標準仕様モデルを試用

SSDの効果大!ベンチマークで見る「VAIO Duo 11」

2012年12月10日 11時00分更新

文● 高橋量

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Windows8+SSDでゲームも起動もサクサク!

 最後に、VAIO Duo 11のベンチマーク結果をご覧いただこう。まずは、Windows8の快適さを表わす指針「Windowsエクスペリエンスインデックス」のスコアから。

VAIO Duo 11の「Windowsエクスペリエンスインデックス」のスコア

 総合スコアは「5.5」と平均的だが、これは画面性能を表わす「グラフィックス」のスコアが低いため。個別に見てみると、スコアは比較的高いことがわかるだろう。メモリの「5.9」は4GBの容量であれば妥当な数値だ。「プライマリHDD」は高速なSSDを搭載しているだけあって「8.1」と好スコア。ちなみにWindows7では「7.9」がスコアの上限だったが、Windows8では上限が「9.9」へと引き上げられている。その点を考慮に入れたとしても、VAIO Duo 11ではWindows8を快適に使えるだろう。

 マシンの3D性能を計測する「3DMark Vantage」では、パフォーマンスモードでの総合スコアが「3125」とまずまずの結果だ。内蔵GPUにしてはGPUのスコアが高く、さすがIntel HD Graphics 4000の性能といったところだろう。

「3DMark Vantage」(パフォーマンスモード)のベンチマーク結果

 「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」のベンチマークでは、1280×720ドットの解像度で「2409」という結果だった。多少のガタつきはあるかもしれないが、問題なく遊べるレベルだ。

「モンスターハンターフロンティアオンラインベンチマークソフト第3弾【大討伐】」のベンチマーク結果

 スリープからの高速な復帰を実現する「Rapid Wake + Eco」の性能を検証するため、スリープ状態からの電源ボタンを押してロック画面が表示されるまでの時間を計測してみたところ、かかった時間はなんとわずか2.2秒。ほとんど待ち時間を感じることがないのに驚きだ。

 さらに電源オンからスタートメニューが表示されるまで(ログインパスワードは非設定)の時間を計測したところ、7秒しかかからなかった。Windows8では高速スタートアップによって起動が高速化されるが、SSDと組み合わせることでよりストレスなくシステムを立ち上げられる。PCはタブレットに比べて起動が遅いとされているが、ここまで速ければタブレット専用機と同等と言えるのではないだろうか。

タブレットの使い勝手とノートPCのパワーが1つに融合

 VAIO Duo 11は、タブレット専用機のようにさまざまな機能やセンサーを備えつつ、パワフルなノートPCの快適さを兼ね備えたマシンだ。タブレットを使いたいけど、専用機はマシンパワーが物足りない、という人にピッタリだろう。標準仕様モデルより高いスペックを求めるなら、直販サイト「ソニーストア」限定販売のVAIOオーナーメードモデル「SVD1121AJ」を自由にカスタマイズするとよい。Windows8を使ったビジネスやプライベートの作業がより快適に行なえるはずだ。


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