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爆速の秋! 超高速モバイルデータ通信比較 第1回

100Mbpsも夢じゃない!? 最新鋭モバイルルーターはスゴイ

2012年12月03日 12時00分更新

文● 正田拓也

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WiMAXエリアで利用している分には通信量の制限なし
auのWiMAX+3G対応モバイルルーター

ファーウエイ製のモバイルルーター「Wi-Fi WALKER DATA08W」。WiMAXとauの3Gに対応し、エリアの心配がない、WiMAX利用時の転送量制限ないことも特徴

ファーウエイ製のモバイルルーター「Wi-Fi WALKER DATA08W」。WiMAXとauの3Gに対応し、エリアの心配がない、WiMAX利用時の転送量制限ないことも特徴

 モバイルWiMAXはKDDIグループのUQコミュニケーションズがネットワークを提供しているが、auではWiMAXのエリア内ではWiMAXの高速通信、それ以外はauの3G通信ができる「Wi-Fi WALKER DATA08W」を提供している。

 速度が速いがエリアの点で若干心配なWiMAXを3Gでカバーすることによって、エリアの心配なしに通信できることが大きなポイントだ。つまり、auの携帯電話の使える場所ではデータ通信ができるということだ。

 WiMAXのサポートエリアにムラがあり、意外な場所で使えることも多いが、都市部の人の集まる場所でもポツポツと穴がある。平均的にはそれほどエリアに不満はないが、初めて入る喫茶店に、腰掛けてしまった後にエリア外だったという残念なこともある。その穴をなくすためのWi-Fi WALKER DATA08Wと言えよう。

今回紹介するファーウエイ端末で唯一背面カバーが開く。microSDカードスロットが見えるがSIMカードは内蔵されているかスロットが見当たらない。バッテリー容量は2200mAh

今回紹介するファーウエイ端末で唯一背面カバーが開く。microSDカードスロットが見えるがSIMカードは内蔵されているかスロットが見当たらない。バッテリー容量は2200mAh

 WiMAX方式のメリットはデータ通信量の制限がないこと。月間7GBでは少ないと思っているユーザーには強力な味方になるだろう。ただし、3Gでの通信については、今年10月から月5GBの上限が設定されている(3Gが5GBに達しても、WiMAX部分には速度制限はかからない)。

 WiMAXも下り最大40Mbpsと高速だが、実際に使用してみると過大な期待は禁物という印象だ。auのLTEサービスと比べると、速度も徐々に上がっていくという印象だ。

使用感などはほかのファーウエイ製ルーターと同じだが、中身の違いや世代の違いなのか電源ボタンが側面に付いており、ボタンの押しやすさは他機種よりも一歩劣る

使用感などはほかのファーウエイ製ルーターと同じだが、中身の違いや世代の違いなのか電源ボタンが側面に付いており、ボタンの押しやすさは他機種よりも一歩劣る

底面にはmicroUSB端子を搭載する

底面にはmicroUSB端子を搭載する

 また、同時接続台数も5台までと限られている。個人で使う分にはPC、スマートフォン、タブレット、ゲーム機を同時に持ち歩いたとしても問題はないが、販売店の店員がよく言うように、家に置いて家族の回線としてシェアする場合は、5台ではすぐに足りなくなりそうなので注意しておきたい。

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