4Gエリアであれば爆速のソフトバンク「ULTRA WiFi 4G」
さらに110Mbpsに速度アップ!
ソフトバンクの「ULTRA WiFi 4G」は当初から実際のデータ転送速度が速いサービスとして評価されていたが、さらに速度がアップした。
従来、理論値で下り最大76Mbpsだったのものが、10月に登場した「ULTRA WiFi 4G 102HW」を使うことで、下り最大110Mbpsに速度が向上しているのだ。ULTRA WiFi 4Gに対応しているモバイルルーターは現時点でも複数の端末が提供されているが、下り最大110Mbpsに対応しているのはULTRA WiFi 4G 102HWのみとなる。また、キャンペーンを含む、料金体系についても下り最大76Mbpsのルーターとは若干異なる。
実際に使用してみた限りでは、速度は従来からあまり変わっているようには感じられないが、快適な速度でデータが流れてくることには変わりはなく、ウェブブラウスなどでは十分すぎる速度だ。
ULTRA WiFi 4Gのサービスで用いられている「SoftBank 4G」のネットワークはAXGP方式と呼ばれるもので、他社のLTE(FD-LTE)とは異なり、TD-LTE方式がベースとなっている。SoftBank 4Gは、今年の冬モデルで対応したAndroidスマートフォンが登場したばかりで、iPhone 5向けの「4G LTE」(こちらはFD-LTE方式)ともまったくの別物だ(エリアも別)。
ULTRA WiFi 4Gでも、4Gのエリア外では、3Gである下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」での通信が利用可能だ。ただし、ULTRA SPEEDはソフトバンクの 携帯電話で最も一般的に用いられている2.1GHz帯とは異なり、1.5GHz帯のネットワークを用いている。まだユーザーが少ないせいか、他社の3Gサービスと比較しても、実測での通信速度には定評があるが、ソフトバンクの携帯電話が使える場所なら、どこでもデータ通信が可能とは限らないので注意する必要がある。
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