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さらに大画面!おサイフもついて隙なし! GALAXY Note II

2012年11月30日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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幅広画面を活用しやすくする「片手操作」設定を搭載

 画面が広いだけでなく、広い画面に合わせて使いやすさを向上させる工夫もこらされている。例えば設定項目に追加された「片手操作」の項目がそれだ。片手で持った親指1本で操作がしやすくなるように、通話時のダイヤルキーパッドやキーボード、さらにはロック解除操作の画面まで、左右どちらか側に寄って表示させるという機能である。

設定に追加された「片手操作」では、片手持ちでも操作しやすいようにキーボードやキーパッドを左右どちらかに寄せて表示できる

キーパッドを右寄せで表示した状態。これなら右手だけで番号を入力しやすい

同じくキーボードを左寄せで表示した状態。qwerty配列だけでなく、10キー表示でも寄せ表示は可能

 片手持ちでは反対側まで指が届かず、どうしても両手操作になる、という大画面スマホの傾向を踏まえた、使い勝手の工夫として評価できる。

バックキーを長押しすると、サイドにショートカットを並べた簡易ランチャーが表示される。これも片手で使う際に便利

少し太くなって使いやすくなった「Sペン」

GALAXY Noteのもうひとつの象徴がこの「Sペン」。筆圧感知対応でイラストも描けちゃう

 GALAXY Noteシリーズのもうひとつの象徴である専用スタイラス「Sペン」も、GALAXY Note IIでは改良されている。サイズがやや太く長くなり、手に持って使いやすくなったのだ。Sペンの横にサイドボタンを備える点は従来どおり継承している。

GALAXY Note IIと専用Sペン。長さと太さが増して、小さな違いだが持ちやすさはだいぶ向上した

 さらにSペンに関するソフトウェア面での改良として、Sペンを本体から引き抜くだけで、手書きノートアプリ「Sノート」が起動する機能も加わった。Sペンを取り出すだけでアプリも準備されるので、すぐにその場でメモを取れるのは便利だ。

設定に追加された「Sペン」の項目。ペンに関するさまざまな機能や設定を操作できる

Sペンを取り出すと表示される「ポップアップノート」。簡単なメモをすぐに書き始められる

おサイフケータイ対応に
CPU高速化などの強化も充実

 前モデルのGALAXY Noteで残念だったのが、ワンセグと並ぶ日本独自仕様の中でも重要な、「おサイフケータイ」機能を備えていなかったことだ。この点を懸念して、前モデルの購入に踏み切れなかった人もいるだろう。

 GALAXY Note IIは待望のおサイフケータイ機能を搭載。「モバイルSuica」や「楽天Edy」、「iD」といった電子マネー系サービスをはじめとして、各種のポイントカードやマイレージサービスなども、対応アプリをインストールすれば使えるようになる。もちろんワンセグ機能も従来どおり内蔵しているので、GALAXY Note II一台で、Androidスマートフォンに求められる機能はなんでもカバーできるようになったわけだ。

GALAXY Note IIの上部(写真上)と下部。上部にはヘッドホン端子とロッド式ワンセグアンテナが、下部にはmicro USBポートとSペンソケットがある

 CPU性能の強化も見逃せない。クアッドコアCPU「Exynos 4412」(1.6GHz)を搭載。クアッドコアモデルが増えた2012年秋冬モデルの中でも、優れた処理性能を誇る。デュアルコアの前モデルも十分に快適な動作を示していたが、GALAXY Note IIはさらに動作がキビキビとした印象を受ける。3DゲームのようなCPUとグラフィックの両方に負荷のかかるアプリでも、快適に動作するだろう。

大画面とクアッドコアCPUを支えるバッテリーは3100mAhの大容量タイプ。なお背面のカバーを外して、別のカバーに着せ替えられるギミックも継承している

 画面サイズやSペンといった特徴をさらに強化したうえ、前モデルにはなかったおサイフケータイにも対応するなど、GALAXY Note IIは全方面で隙のない優れたスマートフォンとなっている。「大画面も処理性能もおサイフも、全部快適に1台で使えるスマホはないのか!」という欲張りな人の願いに応えるスマートフォンと呼んでも過言ではないだろう。

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