かざすだけで設定変更できるタグが便利
Optimus Gは近距離無線通信規格「NFC」に対応する。対応端末と連作先などの交換が可能なのはもちろん、付属のNFCタグステッカーを利用したWi-Fiなどの設定変更が、とても手軽でいい感じだ。
独自の「LG Tag+」アプリで、さまざまな設定内容を組み合わせたプロファイルをあらかじめ同ステッカーに書き込んでおき、自宅や職場、車内などに貼っておく。すると以後は同ステッカーにOptimus Gの背面をかざすだけで簡単に複数の設定内容をまとめて切り替えられる。同ステッカーは2枚付属するが国内販売は今のところ未定。韓国では1枚100円程度の手頃な価格で市販されているとのことで、国内販売にも大いに期待したいところだ。
シニアにもやさしいホーム画面
面白いのが、ホーム画面上のアイコンサイズやフォルダーサイズを拡大できる点。アイコンサイズは標準と大の2種類から、フォルダーサイズは長押しとドラッグにより計8種類から選択できる。拡大したアイコンはフォルダーに入れられないが、必要なアイコンのみを拡大しておけば、シニアでも安心して利用できそうだ。
ケースをつけたまま卓上ホルダーに乗せられる
実は付属の卓上ホルダーにもひと工夫がされている。姉妹機であるドコモ「Optimus G L-01E」の卓上ホルダーと異なり、アダプター部分を取り外すことで、任意のケースを装着したままセットできるのだ。ケースを装着しない場合は、アダプター部分を卓上ホルダーに取り付けてからOptimus GをセットすればOK。もちろん、あらゆるケースに対応するわけではないが、こうした「購入者をガッカリさせないための細かな配慮」にメーカーの本気度を感じる。
クアッドコアをフル活用したい人にオススメ
これまでのクアッドコア端末は、視覚的に凝ったゲームなどをする場合を除き、多くの人にとってはそのありがたみを実感しにくい存在だった。しかしOptimus Gは、うなるほどのハイスペックを日常の使い勝手にうまく溶け込ませることで、クアッドコアのようなハイスペックをより身近なものにした初めてのスマホと言える。
本当の意味で使いやすいハイスペック端末を探し求めているのであれば、Optimus Gが有力候補となるだろう。
au「Optimus G LGL21」の主なスペック | |
---|---|
メーカー | LGエレクトロニクス |
ディスプレー | 4.7型液晶 |
画面解像度 | 720×1280ドット |
サイズ | 約69×137×9.6mm (最厚部10.3mm) |
重量 | 約143g |
CPU | Snapdragon S4 Pro APQ8064 1.5GHz (クアッドコア) |
メモリー容量 | ROM:16GB/RAM:2GB |
外部メモリー | microSDXC(最大64GB) |
OS | Android 4.0 |
LTE対応 | ○ |
WIN HIGH SPEED | ○ |
無線LAN | 2.4/5GHz対応 |
テザリング | ○(最大10台) |
国際ローミング | CDMA/GSM/W-CDMA |
カメラ画素数 | リア:約1300万画素CMOS イン:約130万画素CMOS |
バッテリー容量 | 2210mAh |
FeliCa | ○(+NFC) |
ワンセグ | ○ |
赤外線 | ○ |
防水/防塵 | ○/× |
SIM形状 | microSIM |
連続待受時間(3G/LTE) | 約440時間/約420時間 |
連続通話時間 | 約770分 |
カラバリ | アストロブルー/プリズムホワイト |
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